教282 達成感いっぱい 小・特別支援学校教頭会研修会(教育長ブログR4.8.25)

更新日:2022年08月25日

丹波篠山市小・特別支援学校教頭会「夏季研修会」で、『丹波篠山市の教育と教育(管理職)のヒント』について話をした。参加した教頭先生はどうだったか分からないが、話をした教育長は達成感一杯の充実した時間だったじょう。

講師が自己満足一杯なのもどうかと思うが、これだけ気持ちよく話せて達成感があるということは、それだけ参加者の反応が良かったということ。きっと伝えたかったことの幾つかは確実に伝わったのではないかと思う。

 

丹波篠山の教育では、「個別最適な学び」と「協働的な学び」を二本柱とする『令和の丹波篠山型学校園教育』を全国に先駆けて推進することの大切さを話し、特に「個別最適な学び」では、教える側の視点に立った「指導の個別化」も大事だが、子ども達自信が主体的に自分の学びを調整する「学習の個性化」も忘れてはならないという話をした。

 

教育(管理職)のヒントでは、「してあげる教育」から「してもらう教育」への転換を説き、このことは教育を管理職と置き換えても通用し、ポイントは教育(指導)を受ける側がどれだけ成長するかだと説明。「してもらう教育(管理職)」が成り立つためには、双方の間に愛情と信頼関係が必要だと力説した。

 

教育長の持論の、人が変わるきっかけには、「好奇心」や「面白さ」といった内発的モチベーション(動機付け)が効果的で、「指示」や「命令」、「報酬」や「賞罰」等で人を動かそうとする外発的モチベーションには限界があると説明。中でも、人の成長には「感化」「触発」「あこがれ」等が効果的であることを強調した。

 

だから、みなさんも日々の勤務を活き活きと、他の教職員や子ども達から憧れられるような勤務を心がけ、後に続く人を増やしましょうと呼びかけたが、「憧れを強制」したり、「人から憧れられるために働くのではない」ことは言うまでもない。何よりも自分自身が活き活きと働くことが自分の人生の充実につながり、ひいては市教育の活性化にもつながるということを話したかったのだ。


 

☆久しぶりの講演やワークショップで充実感一杯の教育長。参加者にどれだけ伝わったかが肝心なところだが、少なくても「講師が楽しそう(活き活きしている)」は伝わったのではないか。後刻、参加者の一人が「私も同感です」と訪ねて来てくれたのは嬉しかった。

教頭1
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