教296 多様なテーマ 市議会長月会議一般質問(教育長ブログ R4.9.16)

更新日:2022年09月16日

令和4年度第123回丹波篠山市議会長月会議で一般質問が行われた。今回教育長が発言したのは一回だけだったが、多様なテーマが取り上げられ、市政や教育行政との関わりについていろいろと考えたじょう。

 

今回の長月会議二日間で9人の議員の方が質問された。一人で一つの質問事項もあれば、二つ三つと複数にわたる場合もある。

 

今回取り上げられたテーマは多様で、紙おむつのリサイクル、循環型農業への支援、子どもの権利を守る条例の制定、エネルギーの地産地消のために、地域医療のあるべき姿とは、災害対応、過疎地域持続的発展計画、障がい者の投票支援、気象防災アドバイザーの活用、関係人口の拡大対策、地球温暖化対策、デジタル化の推進、道の駅設置にかかる取り組み、新たな農工団地指定を、ふるさとの森づくり事業の活性化等、本当に多岐にわたっており、どれも丹波篠山市のために重要なことばかりだ。

 

頂いた提案や指摘事項は直ぐに実行できるものばかりではないが、市民の声も反映した大切なもので、丁寧に対応して行かなければならない。

 

教育委員会と関係が深いものとしては、国会での「こども基本法」の成立に関して、本市にも「子どもの権利条例」を制定して、子ども達の権利を実現するために、しっかり子どもや若者の意見に耳を傾けたまちづくりをしていかなければならないのではないかというものがあった。

 

本市には既に同様の趣旨も含んだ「丹波篠山市自治基本条例」や「丹波篠山市子育ていちばん条例」があるので、改めて条例を制定するのではなく、今ある条例に基づき、これからも子ども達を健やかに育み、子どもや子育て家庭にやさしいまちづくりを進めて行くというのが市長答弁だった。

 

教育長も、本市では学校園現場でも一方的に子ども達を指導するのではなく、子どもの声を聞きながら、子どもの思いや主体性を大事にする教育を進めていることを、具体的な例を出しながら説明した。

今回の質問を契機として、今後もより一層子どもの権利や意見表明権を大事にする取り組みを進めて行きたい。

 

この他の質問でも、その内容を教育との関連でいろいろと考えた。例えば、

 

道の駅をつくる質問で、それを取り上げられた議員は「道の駅をつくるだけがゴールであってはならない。つくる目的は何なのか、時代の潮流を活かしたコンセプトが大事」と言われたが、その意見から「教育においても、ただ落ち着いた授業をやればいいというだけでなく、時代の潮流を反映して、子ども達にどういう力をつけたいからこういう教育が必要ということを、しっかり考えてやらなければならない」と考えた。


 

☆長月会議で発言する教育長。発言の機会は少なかったが、市の活性化や教育の充実等について、いろいろと思いを巡らせた。

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