教304 天と地と人のつながり 世界平和七人委員会講演会(教育長ブログ R4.9.30)

更新日:2022年09月30日

世界平和アピール七人委員会下中記念講演会が丹波篠山市民センターであって、名古屋大学名誉教授の池内了(さとる)先生が、「天と地と人のつながりー私たちは宇宙のこどもー」というテーマで講演され、宇宙と地球と人類(生命)の絶妙なつながりについて思いを馳せたじょう。

この講演会は、平凡社を創設された丹波篠山市今田町出身の下中弥三郎氏が設立された「湯川秀樹さん」「平塚らいてうさん」らによる「世界平和アピール七人委員会」(現在のメンバーは小沼通二さん、池内了さんら6人)の平和運動と関連がある。

 

丹波篠山市での講演会は、下中氏没後50年を記念して平成23年から丹波篠山市ではじめられ、今回で10回目となる。講師は現在の七人委員会のメンバーが交代で勤められ、今回は宇宙物理学の池内先生が講師で、後の質問コーナーのコーディネートは七人委員会の代表である小沼通二(みちじ)先生が勤められた。

 

質問者としては、篠山鳳鳴高校出身で現在は神戸大学理学部惑星学科1回生の上坂さんが、同期の斉藤さんと一緒に参加してくれた。

 

講演で池内先生は広大な宇宙の中にある無数の星の中で、地球だけに海や生物や人間が誕生したこと、その素晴らしい循環系によって誕生し保たれてきた、かけがえのない地球が、近年急速に環境を変化させてきていることを話された。

 

私たちはこのかけがえのない循環(複雑なバランス)の維持に努めなければならないこと、まだまだ分からないことが多い宇宙や科学の世界を新たな発想や違った視点から解き明かしていくことの醍醐味と難しさを感じた。

 

科学の世界にも直観や思いつきは大事で、それを磨いて科学的な理論に結び付けていく訓練が大事であることも教えてもらった。


 

☆いつも直感や思い付きで行動することが多い教育長には(今回の閉会あいさつ最後の「みんなで天と地と人のつながり大事にしていきましょう」「オー」のエールのように)、そこで終わらずそこから物事を進化・深化させていく力を磨かなければならない。

天と地と人のつながりについて講演する世界平和アピール七人委員会の宇宙物理学者池内了(いけうちさとる)様

天と地と人のつながりについて講演する世界平和アピール七人委員会の宇宙物理学者池内了(いけうちさとる)氏

講演後の質問コーナーの進行をする小沼通二(こぬまみちじ)氏と質問者の神戸大学生の上坂さんと斉藤さん

講演後の質問コーナーの進行をする小沼通二(こぬまみちじ)氏と質問者の神戸大学生の上坂さんと斉藤さん

閉会あいさつをする教育長
挨拶の最後に思い付きのエールを送る教育長に応える会場

挨拶の最後に思い付きのエールを送る教育長に応える会場