教525 どこにいても同じ月 観月園遊会(教育長ブログR5.10.2)
丹波篠山市文化協会主催の「第24回観月園遊会」が、丹波篠山市民センター屋外会場で開催された。満月の月明かりの中で、虫の音を聞きながら聴くお琴や尺八、童謡唱歌の楽曲は最高だった。開会式で山本晴朗丹波篠山市文化協会会長が話された「今夜の月は市内どこにいても同じ月。今日は市民4万人の観月会」という言葉が心に残ったじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。
中秋の名月が満月になることは時折あるが、次回は7年後だという。さらに今回は雲一つない絶好のコンディションで、まん丸の綺麗な月をめでることができた。
観月会が始まった当初は、舞台の壁すれすれの位置で見え隠れしていた月が、舞台の盛り上がりと共に高度を上げくっきりと姿を現してきた。
ステージは、丹波篠山市三曲協会のお琴と尺八の演奏から始まり、日本の童謡唱歌をひろめる会の合唱と進んでいった。演奏曲は古典だけでなく現代の人気曲もあり、童謡は知っているものがほとんどで(とはいっても2番3番までじっくり聴くことはあまりありませんでしたが)馴染みやすく、曲の世界に引き込まれた。
観客(教育長)も一緒に口ずさんだり、身体をゆすったり、手拍子をしたりとステージと一体感を持って、月光の下の秋の夜長を楽しんだ。
その後、俳句や川柳の入賞句(最優秀各1句、優秀句各2句、佳作各3区)の発表、表彰と選者からの解説が行われた。各最優秀句は下記の通りです。
俳句最優秀句
「ひと時は 城の上ゆく けふの月」
川柳最優秀句
「長生きに 影や日向の 支へ合ひ」
他にも丹波篠山市茶花道協会のお茶席もあり、存分に園遊会を楽しませてもらって大満足だが、一つ心残りなのは開会式の来賓あいさつで、ここにあんまり時間をとってはいけないと4人の来賓(副市長・市議会議長・県会議員・教育長)で話し合ったものの、思ったほど時間短縮できなかったことです。以後気を付けます。
更新日:2023年10月02日