教527 先生(役)も子どもも楽しむ 幼高交流(教育長ブログR5.10.4)

更新日:2023年10月04日

丹波篠山市立岡野幼稚園児と兵庫県立篠山産業高校生の交流の様子を見に行った。幼稚園児を指導する先生(役)の高校生も、高校生と触れ合った子ども(園児)たちも共に楽しみ、大満足の交流だったじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。

 

近くにある岡野小学校と篠山産業高校はこれまでから、田植えや稲刈りなどを通して交流があったが、本年度は幼稚園(小学校と同じ敷地にある)との交流の機会も増えるという。

 

今回岡野幼稚園(幼稚園児17人)を訪問したのは、篠山産業高校「農と食」科の3年生で課題研究『保育』を選択する8名(男子1名女子7名)。

 

3回の交流のうちの第1回目だったが、交流の内容は自分たちで考え、今回は最初に「お箸の持ち方・マナー」について教え、その後集団ゲーム「焼き芋王」(ジャンケンゲーム)、最後は自由時間で様々な遊びを自由に楽しむというもの。

 

教育長が見学したのは「焼き芋王」ジャンケンからだったが、お別れの時に幼稚園の先生が「今日は、お兄さんお姉さんに何を教えてもらいましたか」と尋ねると、園児たちが「三角食べ」「お箸の持ち方」「お椀の持ち方」等と楽しそうに答えていたので、きっと楽しい学びがあったのだろう。見られなくて残念。

 

集団ジャンケンの時も個別遊びの時も高校生たちは、自分達だけで集まることなく、全体に分散してそれぞれの役割を果たしていた。元気よくはしゃぎ走り回る園児を、それを上回るパワーで盛り上げる生徒、静かに遊ぶ園児にそっと寄り添う生徒、全体を見て手薄そうなところに入る生徒。さすが将来保育現場や子どもと触れ合う場で働きたいという生徒が多いだけのことはあって、みんな園児と上手に触れ合っていた。何より自分たちも楽しんでいるのがいい。全員このまま本市の保育現場に採用したいぐらいだ。

 

さらに良いなと思ったのが、お片付けの時間になって、園児たちが「お皿はこっち(に片づける)」と言いながら高校生に片づけ場所を教え、高校生が「ここで合ってる」と園児に尋ねている様子を見た時。園児たちは高校生に指示しながら、自分たちも重い椅子などを一生懸命片づけていた。人に教えるのは、教える方にとっても大きな成長につながる。

 

予定の時間が来てお別れの際には、集団であいさつした後も、個々にハイタッチや手を振り合って、いつまでも別れを惜しんでいた。園児・高校生両方から「楽しかった」「また来てね」「また来るよ」の声が飛び交っていた。


 

教育長も(見学を許可してくれた)校長(園長兼務)に手を振って、その場を後にした。

幼稚園高校交流1
幼稚園高校交流2
幼稚園高校交流3
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幼稚園高校交流6
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