教528 開放性と柔軟性 地域おこし協力隊(教育長ブログR5.10.5)
丹波篠山市で活動をする地域おこし協力隊が、一堂に集まり、活動にちなんだワークショップや展示をする「丹波篠山市地域おこし協力隊 交流フェスタ2023」が、篠山チルドレンズミュージアムで行われた。多くの隊員が、立ち寄った教育長に気さくに話しかけ活動の紹介などをしてくれた。その積極性や開放性、柔軟性が地域を活性化させると思ったじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。
国内外のいろんな地域から集まってきた個性的で意欲的な隊員の皆さん。それぞれの担当地域で、テーマを持って活動されている。隊員の期間が終わっても、そのまま丹波篠山市に住んで活動を続ける隊員卒業生も多いです。
この日は屋外、屋内に各隊員のブースがあって、訪れた人に活動にちなんだワークショップ(木工キーホルダー作り・ダンス教室・食べられる科学実験・とうもろこし飛ばし等)や展示(古民家改修等)で自分たちの活動を紹介していた。
教育長がブースの近くに行くと、隊員の方から声をかけ、自分の活動や普段の生活などを話してくれた。この積極的で開放的な性格が、地域の人と一緒にやっていく上でもプラスに働くと感じた。
さらにお話を聞いていると、地域おこし協力隊として活動している内容は、必ずしもこれまでその人がやってきたものではないということも分かった。
例えば、メキシコのトウモロコシを栽培して、それを粉にしてねって焼き上げた平たいパンのような食べ物トルティーヤで地域おこしを考えているメキシコ出身の方は、メキシコでは都市に住んでいて農業をやったことがなかったと言う。
さらに、丹波篠山産のヒノキを使ってキーホルダーなどの木工雑貨を制作・販売して「地産地消」を進める活動をしている隊員の方は、「以前は金属加工の仕事をしていて木工とは関係なかったけど、木工加工機械は金属なので修理などはお手の物」と話されていた。
他にもICT関係の仕事でプログラミングなどをやっていた人が、古民家改修作業に精を出し、『空き家を資産に』をテーマに活動されていたりする。もちろん、自分の専門やこれまでやってきた分野を活かしたテーマで活動している人もいるが、総じて柔軟な発想でチャレンジし、いろんな壁を乗り越えられている人ばかりだ。
この積極性や開放性、柔軟性は、地域おこしだけでなく、日々の生活を元気に生きるのにも役立つ。皆さん、ご一緒にこの資質を磨いていきましょう。
更新日:2023年10月05日