教533 これからの教育を先導する 全国へき地教育研究大会全体会(教育長ブログR5.10.16)

更新日:2023年10月16日

第72回『全国へき地教育研究大会兵庫大会』第1日の全体会・分散会が姫路市市民会館で行われた。第2日の分科会は、兵庫県内8校・7会場で行われる。兵庫大会のスローガン「ひょうご五国から発信 令和の日本型学校教育を先導する へき地教育の可能性」の通り、へき地・複式・小規模校の教育には、これからの日本の教育が目指すものが本質的に存在していると感じたじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。

 

兵庫県では、「(学校にへき地校はあっても)教育にへき地があってはならない」という理念のもと、へき地・小規模・複式学級を有する学校の特性を生かし、少人数によるきめ細かな指導、異年齢交流や学校間交流、豊かな自然や協力的な地域等の地域資源を活かしたふるさと教育、地域との協働等の取組を行っている。

 

これは、令和の日本型学校教育で重視されている、「個別最適な学び」「協働的な学び」そのものであり、『へき地に教育の原点がある』と言ってもいい。

 

教育長が唱える、「個別最適な学び」「協働的な学び」に加えて、「自然体験や地域活動体験」を活かした『令和の丹波篠山型学校教育』も、これから日本で必要な教育を先導していると思っているが、正にへき地教育の実践と重なる。

 

今回の全国大会の実行委員長は、丹波篠山市立西紀北小学校の堀 香織校長であり、事務局長を野々口竜己丹波篠山市立今田小学校長が務めている。大変な役職だと思うが、チームワークよく見事に重責を果たしているのを誇りに思う。

 

さらに、全体会を締めくくるアトラクションでは、西紀北小学校の全校生がデカンショ節について大きな声で発表し、その後県立篠山鳳鳴高校のデカンショバンドが加わって、デカンショ踊りを披露した。全国から集まった皆さんに、丹波篠山(の教育)の魅力や成果をしっかりと伝えられたと思う。会場からは、「全員(全校生)がしっかり役割を果たしていた」「児童は(メモも見ず)大きな声で発表し、たいしたものだ」等の声が聞こえた。本当に素晴らしい発表でした。よくがんばりました。

 

ところで教育長は、同席した市長から子どもたちの発表を盛り上げるようにという指示を受けたが、今回はなかなか難問だった。いつものように大きな声で教育長エールをやって自分が目立ってしまったのでは、子どもたちの頑張りを奪ってしまう。どうしたものかと考えている間にステージは進んで、総踊りも終わってしまった。その時咄嗟に立ち上がってスタンディングオベーションで、一人大きな拍手を送った(前列中央の席だったので目立ったとは思うが、直ぐに座ったので進行を妨げることもなく、少し受けただけで舞台に支障はなかった)。


 

自分が目立ち過ぎずに場を盛り上げるという難しい課題を、咄嗟の判断でやりとげた自分を後でほめてやった。そうそう、これはその前の記念講演で元タカラジェンヌの講師の方が「自分は自己肯定感が高い」と話されていた影響かもしれない。

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