教539 ふるさと教育 たかしろ保育園黒枝豆収穫体験（教育長ブログR5.10.26）

丹波篠山市では、子どもたちが地域の自然や作物、行事や人々と触れ合い、郷土を愛する気持ちや当事者意識を持って主体的に自分のできることで郷土に貢献しようという気持ちを育てる「ふるさと教育」を大事にしている。多くの小中学校園で地域と触れ合う体験活動が行われているが、たかしろ保育園の2・3歳児も今回近くの畑で黒枝豆の収穫を体験したじょう（～「じょう」は丹波篠山の方言を使っています）。

たかしろ保育園児は、先生に連れられて元気に畑までやってきた。

そこで地域のおじさんから説明を受けた後で、自分たちで枝豆の付いた黒豆を引き抜き収穫した。黒豆の栽培体験自体は多くの学校園で実施されているが、今回の地域のおじさんが教育長であったところが変わっている。

教育長の田の一つが、小学校や保育園の近くにあって、これまで小学校の稲作体験の場として使ってもらったことはあるが、保育園の黒豆体験に使ってもらうのは初めて。

子どもたちが地域の作物や地域の人と触れ合う「ふるさと教育」の旗を振る教育長としては、自分自身も機会があれば一市民として協力したいと思っていた。

今回時間の都合がついたので、はりきって園児たちに「地域の人はあなたたち子どもの元気な声や姿に元気をもらっています」と力説し、地域（人）好きの子どもを増やしたいと思ったが、2歳・3歳児には難しかったようだ。

それでも、子どもたちは「豆おじさん」と呼んで、笑顔で採った豆を差し出してくれたり温かく接してくれ、楽しい時間を過ごすことができた。

その後子どもたちは、自分たちで枝を引きずって園まで持って帰り、園庭で豆をちぎって、おやつで食べたらしい。後日、園からお礼の言葉と美味しそうに枝豆を食べる園児の写真が送られてきた。

今回の体験が、園児たちの楽しさと郷土への親しみの心につながればうれしい。