教544 多くの気づき 春日神社能舞台修理現場見学(教育長ブログR5.11.7)

更新日:2023年11月07日

令和3年度から調査、令和4年度から6年度にかけて修理が行われている春日神社能舞台の修理現場の見学会が行われた。日頃滅多に見られない修理現場を内部から見学し、専門業者の方から説明を受け、いろいろと面白いことに気づかせてもらったじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。

 

令和5年10月末にあった修理現場見学会には予定を上回る80名ほどの参加があった。現在建物は地上から1mほど持ち上げられた状態で床下が覗けたり、屋根が取り外されて木組みがみられたりする。

 

能舞台の下には大きな瓶が埋められているが、その数が設計書とは違っていたり、従来は舞台上で踏み鳴らした音を反響させるためと考えられていたが、音を大きく響かせるためではなく、逆に音を吸収するためという考えもあるという。

 

その舞台と橋がかり(廊下のような部分)でつながる控えや着替えの間(鏡の間や楽屋)の屋根を支える木組みは、まっすぐな板を中央ではり合わせて勾配を出すのではなく、曲がって育った一本の木を3つに割って柱として使ってある。

 

自然界で滅多に見られないと思われるくせのある木は横方向に強いらしい。また、「くせのある木(もの)は面白い」という話から、人間も「くせのある人は、(そのくせをうまく生かせば)面白い」という話もしてもらった。


 

普段見られないところが見えたり、生き方の教訓にもつながる面白い話が聞けたりした有意義な現場見学会。教育長も自分のくせを良い方向に活かして行きたいし、子どもたちのくせ(個性)も良い方向に伸ばしていきたい。

現場見学会1
現場見学会2
現場見学会3
現場見学会6
現場見学会4
現場見学会6

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