教547 二つの駅伝 市ミニ駅伝・県高校駅伝(教育長ブログR5.11.10)

更新日:2023年11月10日

丹波篠山市スポーツ推進委員会と丹波並木道中央公園が共催する令和5年度ミニ駅伝大会が11月4日に丹波並木道中央公園の森林活動センター周辺コースで約20チームが参加して行われた。その翌日には兵庫県高等学校駅伝競走大会が丹波篠山市内の高校駅伝コースで、男子40校、女子30校が参加して行われた。二つの駅伝は規模もねらいも違うが、共にたすきをつないで秋の丹波篠山路を走り抜けていたじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。

 

丹波篠山市ミニ駅伝大会は、丹波篠山市スポーツ推進委員が中心となって、多世代が気軽に参加し走る楽しさを体感することで市民の健康増進やスポーツ習慣の定着を図ることを目的に開催し、今年で14回目となる。

 

性別、年齢の制限なく5名で1チームをつくり、全員同じ1区間784mを走り、次の走者にたすきをつなぐ。参加チームは未就学児から、小中学生、一般まで実に多様。表彰は小学生以下と一般(中学生以上)に分けられるが、レースは年齢の壁を越えて一緒に走る(第一レースと第2レースの2回に分かれて走る)。

 

実際のレースを見ていると、中学生の陸上部はものすごく速いが、小学校低学年でも飛ぶように走る子もいたりして、決して大人の方が速いわけでもない。

 

みんな周囲の応援を受けて、秋の木々に囲まれた周回コースを気持ちよく走っていた。レース後には、結果が思い通りではなく悔しそうな低学年生に上級生が「負けてもいいねん、楽しく走れれば」とアドバイスするシーンも見られた。

 

気持ちよく走れた体験も、負けて悔しい体験も、試合に出られたからこそ。誰でもが気軽に参加できる大会があることが大事という、大会関係者の声も聴かせてもらった。

 

一方、激しい地区予選を勝ち抜いたチームだけが参加できる高校駅伝は、全国大会や近畿大会の出場権獲得も懸かっていて、順位や勝敗は大きな意味を持つ。

 

大きなプレッシャーの中で、これまでの練習の成果を発揮し、仲間と励まし合って、目標に向かって全力を発揮するという体験は、高校生にとって競技人生だけでなく、今後の自分の人生にも生きてくる多くのものをつかむ。

 

高校駅伝の開会式では、選手宣誓で「こうした大会が開かれ、出場できるのは当たり前ではない。多くの方に感謝してたすきを繋ぎたい」と語っていた。自分たちを支えてくれている人への感謝の心、既に大きな成果の一つをつかんでいる。


 

それぞれに大事なものをつかむことができる二つの駅伝大会、こうした素晴らしい大会が丹波篠山市で開かれることを嬉しく思う。開催にご尽力いただいている全ての関係者に感謝申し上げます。

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