教555 全力の登下山 八上城跡(教育長ブログR5.11.22)
「山城の保存と活用」をテーマに、12月2日(土曜日)13時30か分ら丹波篠山市民センターで開催される丹波篠山市歴史文化まちづくりフォーラムを前に、市内に100か所以上あるといわれる「山城」の代表ともいえる八上城跡へ登ってきた。スケジュールの合間を縫って、しかも今にも雨が降りそうな中、全力で登山道を駆けあがり、全力で駆け下りてきた。そのハードな上り下りに戦国時代の武将の過酷さの一端を体験したような気がしたじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。
丹波篠山市には、古くからの歴史と風土に育まれた魅力あふれる「歴史文化」が地域のあらゆる所に存在している。その文化遺産の保存と活用はかねてからのテーマであり、特に最近では歴史文化を活かしたまちづくりに力を入れている。
現在、市では、史跡八上城跡保存活用計画策定に向けて取り組みを進めていることから、今回上述した「歴史文化まちづくりフォーラム」を開催する。八上地区出身の教育長は、幼少期から八上城がある秀麗高城山(「丹波富士」と称される)を見て育ってきたし、これまで何回も高城山には登ってきたが、ここしばらく(1年ぐらい)は登れていなかった。
そこで今回の登山を計画したが、冒頭の理由により超ハードな山行きとなった。標高約460mの山を約45分で登り、約20分で降りてきた。頂上付近には眺望の良いところや、最近設置した案内板もあるが、雨模様の天候で眺めも悪く、土砂降りになる前に下山したかったので、山頂の波多野秀治公碑の前で写真を撮って直ぐに下山にかかった(それでも、右衛門丸に残る石垣や途中にある堀切等は確認)。
急な階段が続く春日神社口からの上り下りだったので、ゆっくり戦国ロマンに浸る余裕はなかったが、幸い(無理してますけど)紅葉もほとんど見られず、晴天なら抜群の展望も悪天候でかすんでいたので後悔は少なかった。半面、激しい上り下りにもしっかり耐える階段道の整備具合が確認できたし、戦いのために急な登坂を繰り返したであろう当時の武将の気持ちが多少理解できた(重い甲冑や刀は無しでしたけど)。
今後、今回の体験も活かして、フォーラムや歴史文化を活かしたまちづくりを、今回の登山に付き合ってくれた市民と一緒に進めていきたい。
更新日:2023年11月22日