教561 永年の勤務に感謝 永年勤続教職員表彰式(丹波地区)(教育長ブログR5.12.1)

更新日:2023年12月01日

令和5年度永年勤続教職員表彰式(丹波地区)が兵庫県篠山庁舎で行われ、丹波市・丹波篠山市で勤続20年になる教職員13名(うち丹波篠山市5名)が出席した。教育長も出席して、これまでの感謝と今後も変わらぬ子どもたちへの支援依頼を伝えたじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。

 

永年勤続といっても、先生になって20年なので、教師生活から言えば丁度中間地点ぐらい。

 

今回の表彰を受けた方々が教員になったのは、平成15年ころ。そのころの教育は、「詰め込み教育」と言われる知識偏重型の教育方針を是正し、学習時間と内容を減らしてゆとりある学校を目指した「ゆとり教育」が行われた時期。土曜授業が廃止されたり、児童生徒が自発的に教科横断的・総合的な課題学習を行う「総合的な学習の時間」が始まった頃だ。

 

その後、時代によって強調される教育方針に変遷はあるが、一人一人の子どもの課題に寄り添い、個性や生きる力を伸ばすという教育の本質は変わらない。

 

表彰状贈呈式の前には、丹波篠山市立篠山中学校吹奏楽部の記念演奏があったが、生徒たちが演奏した曲の中に「となりのトトロ」主題歌『さんぽ』があって、代表の生徒が「生徒たちと共に歩んでこられた先生方に感謝し、これからも子どもと一緒に歩み続けられようにこの曲を選びました」と語ったのには感動した。

 

この生徒たちも含めて、あたたかい心を持った子どもたちを、それぞれの学校で育んできた教職員には、これまでの自分の教育活動を振り返り、今後どのような教育をしていくのかを考える機会にしてほしい。

 

教育長は来賓紹介で、「これまで丹波市、丹波篠山市の子どもたちの支援に携わっていただいた皆さんに感謝申し上げます。ありがとうございました。これからも先生方ご自身が元気で、子どもたちに元気と楽しい思い出を与えてください」と、踊って元気を表しながら語ったが(飛び跳ねたので胸の来賓リボンが落ちて笑いが起こった)、後から本市の教職員の一人が「丹波篠山の人は何かくる(教育長が何かやる)と思ってましたが、丹波市の人は驚いてました」と話してくれた。


 

社会科教諭だというその職員に、「私も社会科を教えてましたが、日本史では『仏像のまね』や阿修羅の格好をして授業してました。人の持ち味は変わりませんよ」と話した。言いたかったのは、自分の本質を見極めて、自分の長所を生かした授業(教育)を進めていってほしいということだ。

 

永年勤続表彰1
永年勤続表彰2

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