教562 伝統と進化 八上小学校学習発表会(教育長ブログR5.12.4)

更新日:2023年12月04日

丹波篠山市立八上小学校で創立150周年記念学習発表会が開催された。八上小学校は、築86年の県内最古の現役木造校舎で、近年教育で大事にされている、主体的・対話的・探究的な学びの最先端を行く教育が実践されている「古くて新しい学校」だが、今回も従来の教師主導ではなく、子ども主体で「表現する喜びを感じ、学びを伝え合う」新しい発表会が見られたじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。

 

発表会の前に、150周年記念寄贈品授与が行われ、八上自治会長会会長から校長に、金屏風やクリアファイル等の寄贈品目録が贈呈された。

 

その後幼稚園児の歌、1年生から6年生まで学年順に生活発表や総合発表、国語劇等のステージ発表が続いた。

 

1年生の生活発表「八上でげんき」では、1年生が班に分かれて、生活科や算数、国語などで学んできたことを、クイズも交えて発表し、最後に幼稚園の年長組「そら組」と一緒に仲良く歌を歌った。普段から交流している様子が感じられた。

 

2年生の生活発表「きらきら ワクワク 八上っ子」は、『みんなに楽しんでもらうのを目標』に、ユーチューブの楽しさや八上っ子ダンス、むかしばなし『ももたろう』やタイピングゲームなど自分たちで考えて、自分たちの力を楽しく披露してくれた。

 

3年生の総合発表「三年黒豆たんけん隊」では、地域の方と一緒に栽培、収穫した黒豆について、黒豆の育て方や歴史、料理など班ごとに調べて発表した。「黒豆には、老化を防いだり目が良くなるアントシアニンが含まれているので、黒豆をたくさん食べて若くいてくださいね」という呼びかけは、老化や老眼が気になる教育長に言ってくれているのかと心に響いた。

 

どの学年も教職員は裏方に回り、子どもたちが自分たちで考えた台本で、自分の台詞や役割を主体的に演じていた。台詞につまった子に、会場の児童から「がんばれ」の声が飛んだり、舞台上で友だちの台詞を助ける姿が見られたり、思いやりやあたたかい心も育っていることが分かった。


 

地域の人や友だちと一緒に、元気に楽しくあたたかい学校生活を送るという伝統に、「子どもが主体の学習(発表会)」という進化をとげる八上小学校(幼児児童)。それに比べて教育長は、いつもの「今日の発表会と八上小学校、これからも盛り上げていこう」「オー」のあいさつで、進化に乏しいと言われても仕方ない。これから、子どもたちに負けないように、元気で進んでいきたいと思います。

八上生活発表会1
八上生活発表会2
八上生活発表会3
八上生活発表会4
八上生活発表会5
八上生活発表会6
八上生活発表会7
八上生活発表会8
八上生活発表会9
八上生活発表会10
八上生活発表会11
八上生活発表会12

この記事に関するお問い合わせ先

教育総務課


〒669-2397 兵庫県丹波篠山市北新町41(第2庁舎 3階)

電話番号:079-552-5709


メールフォームによるお問い合わせ