教573 丹波篠山の歴史をつなぐ(教育長ブログR5.12.19)

更新日:2023年12月19日

12月の同じ日(日曜日)に開催された2つのイベントに丹波篠山に長年伝わる歴史や文化をつないでいくことの価値と大切さを感じたじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。
 

 

2つのイベントは全くジャンルが異なるし、対象の期間も違うが、ともに、この地で先人たちが築いてきた歴史、文化や伝統を受け継ぎ、絶やさず、次の世代につないでいくことの大事さを語っている。

 

一つは中央図書館で行われた、丹波篠山市史編さん近世編専門部会の令和5年度調査報告会『藩政日記の世界』。もう一つは田園交響ホールで開かれた、篠山混声合唱団『第48回リサイタル』。教育長はどちらの会にも参加・見学したが、どちらからも多くの学びや感動を得た。

 

丹波篠山市史の編さんは、今後の市史刊行を目指して、各部会に分かれて、史料の収集や調査研究を行っている。今回は近世編専門部会が本年度に行った、学生や地域資料整理サポーターによる、藩政日記の調査合宿で分かった成果と課題が報告された。

 

同じ年の日記でも誰(どの部門、家老席か町奉行か等)が書いたかによって内容や情報が違うことや、専門家と市民の両方の力が重なって歴史がひもとかれていくこと等、興味深く大事なことが分かった。何よりも丹波篠山の礎を築かれた先人の歴史と文化を次の世代につなげていくことの大事さを感じた。

 

篠山混声合唱団の結成は1950年で、今年で73年目を迎え、藩政日記の何百年という歴史とは単位が違うが、幅広い年代の仲間で合唱を楽しむという素晴らしい文化・伝統を今につないでいるという点においては同じように素晴らしい営みだ。若い世代も入っていて、これからも長く続いていくことが期待される。


 

教育長が関わっている教育委員会も、時代を担う若者(次の世代)をどう育てていくかという目標は、組織や制度は変わっても、その本質(目指すところ)は変わらない。教育長の役割も、その人の個性や時代によって違ってはくると思うが、地域を愛する元気な子どもを育てる、それを支える元気な人づくり、まちづくり、文化・スポーツづくり等を進めるという目標・歴史はつないでいかなければならない。

文化をつなぐ1
文化をつなぐ2
文化をつなぐ3
文化をつなぐ4
文化をつなぐ5
文化をつなぐ6
文化をつなぐ7
文化をつなぐ8

この記事に関するお問い合わせ先

教育総務課


〒669-2397 兵庫県丹波篠山市北新町41(第2庁舎 3階)

電話番号:079-552-5709


メールフォームによるお問い合わせ