教577 引き締まって 2学期終業式（教育長ブログR5.12.25）

12月22日（金曜日）、丹波篠山市内の小中特別支援学校、幼稚園で2学期終業式が行われた。体育館で行われた篠山中学校の終業式は、当日の寒さと相まって、身も心もビシッと引き締まっていたじょう（～「じょう」は丹波篠山の方言を使っています）。

全校生が一直線に並び、荷物を置く位置もそろえて整列するところから始まり、2学期終業式（校長先生の話、表彰伝達、校歌斉唱）、全校集会と進んで、その後体育館を出て、学年集会、HRでの通知表伝達と続く。

校長先生は、一番長い学期の2学期は体育祭や文化祭等の行事も多く、人と協力して全力で取り組み楽しむ良い機会になったのではないか。人とつながることは、これからの人生にとっても大事なこと。

通知表に書かれた所見を見ると、「掃除をいつも丁寧にする」「責任を持って係や当番をする」等、目立たないけれど大切なことを頑張っている人が沢山いることが分かった。そういう人のお陰で社会は成り立っていることを忘れてはいけないこと。

この冬休み中には、2学期（この一年）を振り返って、3学期（新たな一年）での自分の成長を決意する時間にしてほしいと話した。

表彰式（該当の生徒はその場で起立する）の後の全校集会では、担当の教諭から2学期を振り返って自分やクラスの良い面、強みを見つけてほしいということや、交通事故などに気を付けて冬休みを過ごすように等と話があった。

この間生徒たちは、シーンと張り詰めた雰囲気の中で、しっかりと教員のメッセージに耳を傾けていた。引き締まった式と、合間の休憩時間に教室で談笑する生徒たちの様子を見て、メリハリのある学校生活の素晴らしさと学校生活を楽しむ子どもたちに安心した。

それに引き換え、式典では必ず芸（空手や狂言等）を披露して場を盛り上げていた教育長の校長時代のやり方は、「メリハリ」ではなく「ハリハリ」だったのではないかと不安になった。