教590 前向きな発表 篠山東雲高校成果発表会 (教育長ブログR6.1.19)

更新日:2024年01月19日

兵庫県立篠山東雲高等学校の成果発表会が、四季の森生涯学習センターであった。3年生は、この3年間の学びの集大成として、「課題研究」の発表を行った。その中には、失敗を改善して成果につなげた発表があり、篠山東雲高校生の前向きな姿勢、発表の態度もすばらしかったじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。

 

課題研究発表会は、これまで学校(体育館)で行われていたが、今回初めて学校の外の会場で、学校外の人(保護者、教育委員会、地域の人等)にも、篠山東雲高校の成果を知ってほしいと開催された(学校長あいさつより)。

 

3年生の「課題研究発表」の他にも、2年生の国語科の和歌や歌詞、名言の発表、自然科学部生物班の「1年間の研究活動」等の発表もあった。

 

課題研究発表では、次のような試行錯誤や改善事例(一部)が発表された。

・「デカンショ豆」をパウダーにしてクッキーをつくる・・・豆パウダーを入れる量や焼き時間によって、豆の味がしなかったり、硬さが足りなかったりしたのを何回かやって改善した。

・ささやま茶や栗を使った「東雲カステランブラー」(カステラのような焼き菓子)・・・二層を一気に焼いて形が変形するという失敗を改善して、上層と下層を別々に焼いて安定させた。

・ヤマノイモの栽培・・・種芋を「丸々」と「カット」に分けて栽培したが、暑さや害虫で収穫できず、ポリポット栽培に移行して再挑戦。

・放任柿の皮を使った製パン・・・柿皮で天然酵母をつくってパン作りに挑戦したが、ふくらみが弱くて断念。再チャレンジを検討。

 

どの発表にも、特産品の活用や地域課題の解消といった強い動機や何回もの失敗・改善・再チャレンジ(試行錯誤)という前向きな姿勢を感じた。


 

教育長は開会式で、「篠山東雲高校は農業を学ぶ学校であり、農業で社会人として生きる力を学ぶ学校です。今回の発表でもチャレンジする力や人前で自分の考えを堂々と発表する力を養ってほしい」という話と、「盛り上げていくぞー」「オー」のエールを行ったが、既に相当前向きな力が養われている。

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