教592 緊迫した空気 新春かるた競技大会(教育長ブログR6.1.23)
新春恒例(今回で第63回)の「新春かるた競技大会」が丹波篠山市民センター和室で行われた。3クラスに分かれてのトーナメントで行われ、読手が次の句を詠み始める最初の一文字で、札がとられる緊迫した瞬間と、昔から詠まれてきた和歌が朗々と詠まれる伸びやかな伝統文化を感じる時間とが交互に訪れていたじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。
競技中には、観客は一切音や勝手な動きをしてはいけないという注意もあり、緊迫した空気が流れていた。中でも最初の組は、早く決着のつく組もあったが、最後の一手まで勝敗が決まらない組があり、その組の終了まで、会場は1時間を超えて緊張感のある時間が流れた。
開会式のあいさつで教育長は、「丹波篠山にかるた競技という伝統文化が根付いていることに感謝と誇りを感じる。このかるたという文化を通じて、勝ち負けだけでなく豊かな心や切磋琢磨する心、仲間との連帯感等生きていく上で必要な力を養ってほしい。このかるた競技大会盛り上げていくぞー」「オー」を、かるたの札をとるポーズで行ったが、その後の競技中の緊迫感と比べればちょっと違和感があったかもしれない。
ともかく、参加した皆さんや競技役員の皆さんと一緒に、かるたという伝統文化を継承・発展させていかなければならないという思いを強く感じた。
更新日:2024年01月23日