教604 物語の世界へ ブックトーク(教育長ブログR6.2.9)

更新日:2024年02月09日

丹波篠山市中央図書館の図書館司書や、ささやま図書館友の会のボランティアの方が小学校に出向き、テーマに沿った本を紹介し、読書活動の支援や図書館利用の啓発等を行うブックトークがあった。児童たちは図書館司書が本やパネルを見せながら語る物語の世界へ引き込まれていたじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。

 

ブックトークは小学校5年生を対象に、日程等の調整ができた小学校10校程度で行っている。この日教育長が訪れたのは丹波篠山市立城南小学校5年生の教室。図書館司書は、この日紹介する本やその後教室に置いておいて貸し出す大量の本を持って来校。

 

この日司書の方が選んだテーマは「時間」で、時間に関係する物語や絵本をたくさん紹介した。「ぞうの時間やネズミの時間」の違いや、不思議な世界へ迷い込んだ3人兄弟の活躍を描いた『樹のことばと石の封印』。異質の世界は時間のスピードが違うという話は興味深かった。

 

ピーター少年は見たこともない通りで「おもちゃの船」を見つけて、ポケットにあったお金で買った。その船はポケットに入るほど小さくもなるけど、人が何人も乗れるほど大きくもなり、時空を超えていろんな時代のいろんなところへ行ける不思議な船。ピーターと4人の兄弟が繰り広げる冒険の世界の物語も面白かった。

 

過去(江戸時代)へタイムスリップした丹波篠山の負けきらい稲荷の話や写真とことばでリンゴの変化を描いた『リンゴだんだん』、トンネルやマンション等が出来る様子を絵と説明文で描いた『だんだんできてくるシリーズ』等、司書が次々に語られる物語の世界へ児童も教育長も引き込まれていった。

 

一つの本を紹介した後、そのつながりで次の本を紹介していく。そのつながりが自然で、物語の語りも、紹介の言葉もゆっくりでわかりやすく、時間を忘れて次々と物語の世界へ引き込まれた。

 

担任教諭も、「自分も本を読んでいて歴史が好きになった。テーマを決めて読書するのもいいですね」と話した。テーマは他にもいろいろあるらしい。他のテーマも気になりますね。


 

最近の教育長の読書は、教育に関係する本(『人口減少社会の教育』等)や生き方の本(『心配事の9割は起こらない』等)が多いですが、また物語の本も読みたくなった。ブックトークをはじめ図書館の様々な取組で、本好きが広まっていくように支援していきます。

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