教608 宿命を生きろ 丹波篠山市民ミュージカル(教育長ブログR6.2.16)
第11弾となる丹波篠山市民ミュージカル「ノートル=ダム・ド・パリ」の上演が丹波篠山市立田園交響ホールであり、毎回ほぼ満席(中には立ち見の回もあり)で多くの方に見てもらった。小学生から70代まで幅広い市民(市外の人も)が出演し、舞台・照明・音響・衣装等、多くの方に支えられ、このような素晴らしい舞台が続いている本市の伝統を嬉しく誇りに思うと共に、今回の舞台で繰り広げられた愛と宿命の物語に心を打たれたじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。
丹波篠山市民ミュージカルはほぼ2年に一回の上演で、20年以上続いている。出演者にはリピーターも多く、自分で歌やダンスを習っている人もいるが、基本的には公募で集まった市民ら。
演出や脚本等はプロの先生方にお世話になっているが、舞台・照明・音響・衣装等はボランティアが支えている。何回も市民ミュージカルに関わってくれている人も多く、約6ケ月にわたる稽古でさらにチームワークは高まっていく。みんなで創り上げる感動の舞台、この伝統、この文化が素晴らしい。
教育長は第一回目の実行委員会からオーディション、練習の様子等を見てきて、本番の舞台は4回の内2回観たが、本当に感動した。歌もダンスも芝居にも魅せられたが、全部ひっくるめてこのハイレベルの舞台で演じられた物語のメッセージ、中でも「愛」と「宿命」が心に響いた。
舞台となっている15世紀のパリは、現代日本とは時間も場所も異なるが、そこで生きる人間が愛情を大事に生き、宿命を生きるという人間の生き方の本質は変わらない。
こんな素晴らしい舞台が続いている丹波篠山市の文化的意識の高さを誇りに思うと同時に、参加者・関係者の熱意に感謝しながら、果たして自分は宿命をどう生きるのか、パンフレットにある「オー」のポーズをしながら考えました。
更新日:2024年02月16日