教611 表現力を磨く 小中学生ふれあい俳句(教育長ブログR6.2.21)
市内小中学生が冬休みに応募した丹波篠山市俳句協会主催の「丹波篠山小中学生ふれあい俳句」の入賞句発表・表彰大会があり、最優秀賞の「丹波篠山市教育長賞」の表彰状や記念品を渡した。俳句を通じて、子どもたちの豊かな感性や表現力が磨かれているじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。
丹波篠山市内の全学校が参加し、1773句の応募があり、その中から「丹波篠山市教育長賞」1句、「兵庫陶芸美術館賞」10句、「国際ソロプチミスト賞」10句、「優秀賞」10句の計31句が入賞した。
今回のテーマは「一年を通して一番印象に残ったこと」。子どもたちは、身の回りの心に残ったことを、5・7・5の17字にのせて表現した。自分の心の中の思いを言葉に表すことによって、子どもたちの感性や表現力・言語力が豊かに磨かれるのは間違いない。
教育長賞の城南小学校6年生の小前侑久さんの『大谷のグローブが来る冬温し』は、野球少年である小前さんが、大谷選手の温かい気持ちを感じて詠んだのだろう。
他にも教育長が心に残った句をいくつか紹介します(あくまでも教育長の主観で、敬称は略させてもらいます)。
・『初練習磨きかけたいゆるい球』篠山中学校一年 中野祐樹
・『年金を笑顔でくれるお年玉』西紀中学校三年 森本美優
・『登校中先が見えないきりのかべ』大山小学校五年 宮倉妃那
・『声からしみんなでやりぬく運動会』西紀北小学校六年 山根 樹
・『受験生紅白観つつ本みつつ』篠山東中学校三年 岸本優花
・『今年はねマフラー自分で編んでみた』多紀小学校三年 水田咲来
教育長は場違いと思いつつも、林俳句協会会長のリクエストにお応えして「これからも丹波篠山市の俳句、文化芸術、盛り上げて行くぞー」のエールをやった後、アトラクションのフルート演奏を聴きながら、入賞句に目をやり、子どもたちのユーモアも含んだ豊かな感性に浸ることができた。本市の豊かな文化が子どもたちの豊かな心を育んでいるのは間違いない。関係者の皆様に感謝申し上げます。
更新日:2024年02月21日