教614 ポイントは人材 丹波篠山研究発表会(教育長ブログR6.2.27)

更新日:2024年02月27日

丹波篠山市での多彩な分野の調査・研究の成果を披露する「第4回丹波篠山研究発表会」が、丹波広域農業研修センターで開かれた。

「学生援農ボランティアの受け入れ」「移住者の起業」「地域コミュニティに対する人的支援」等をテーマにした、それぞれの研究内容の発表があった。テーマや内容は違っても、ポイントはそれを担う人材という思いを強く感じたじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。

 

神戸大学や関西学院大学、関西大学等の研究者らでつくる「丹波篠山研究会」が主催。市役所職員や学生、研究者ら12人が、メイン会場でそれぞれの研究内容を発表。大学のゼミや学生サークルによるポスター展示形式の活動報告もあった。

 

教育長が参加した午前の部では、「学生援農ボランティアの受け入れ継続」「移住者による起業」「地域コミュニティに対する人的支援」「地域おこし協力隊と地域住民とのコンフリクト(衝突)の対処法」「市役所職員の人材確保のための公務外活動の推奨」等のテーマが出されたが、どれにもその分野に関わる人材の存在が鍵となると感じた。

 

地域に学生がボランティア等で来てくれると地域は元気になるが、受け入れ先を探すには地域と学生(大学)をつなぐコーディネーターが必要となるし、継続するには後継者が必要となる。

 

移住者が地域で起業すれば地域は活気づくし、人口も増えるが、そこにもやはり、地域と移住者をつなぐ(空き家を紹介したり、仕事をつなぐ)人材が必要。

 

地域コミュティの人的支援も、まち協がやるにしても自治体職員がやるにしても、やはりポイントは人材。地域おこし協力隊のコンフリクト(衝突)を解決するにも、隊員と地域の仲を取り持つ地域人材が要る。


 

突き詰めれば、結局自分にその役割を担う覚悟があるかどうかが問われているような気もしてきた。市民一人一人が、「自分に何ができるか」「その役割を担うには何が必要か」等を考えるいい機会を与えてもらった発表会でした。

丹波篠山研究会1
丹波篠山研究会2

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