教616 時が過ぎるのは速い 篠山産業高校卒業式(教育長ブログR6.2.29)
県立篠山産業高校の卒業式があり、機械工学科など4学科の136名が学び舎を後にした。式辞で、塚本校長は「コロナ禍にも耐え、日々の学習や学科行事、部活動等に精力的に取り組んだ。人とのつながりや人への感謝の気持ちを忘れないようにして、各分野のスペシャリストとして活躍していってほしい」と激励された。
答辞で、卒業生代表の総合ビジネス科藤原こころさんは、後輩たちに「高校生活はあっという間。時が過ぎるのは本当に速い、悔いがないように一日一日を送ってください」と思いを伝えたじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。
県立篠山産業高校第88期生卒業証書授与式は、コロナ禍以前と同じように、在校生や保護者、中学校長ら多くの来賓や関係者が参加して行われた。
学科(クラス)毎に担任の先生を先頭に会場に入場してきた卒業生は、緊張の中にも晴れやかな表情で席に着き、クラスごとに一人ずつ呼名された後、代表が校長先生より卒業証書を受け取った。
その後、校長式辞、在校生送辞、卒業生答辞と続き、蛍の光斉唱と校歌斉唱と式は進んでいった。どれも心に響くものがあったが、特に答辞は入学時から学年が上がっていくに従って心に残ったこと・行事・感じたことを心を込めて語り(一致団結した体育祭、達成感あった文化祭、本当に自分がやりたいことは何だろうと考えた進路選択等)、彼らの高校生活が如何に思い出深く、充実していたかが分かった。こんな素晴らしい高校時代が送れて本当に良かったね、彼らの高校生活を支えてくださった先生方、ご家族、地域の皆様方本当にありがとうございました、という気持ちが自然とわいてきた。
答辞の中にあった「時が過ぎるのは本当に速い。悔いがないように一日一日を送る」という言葉は、篠山産業高校生だけでなく全ての人に当てはまる。
後日、近畿都市教育長協議会の事務のために、事務局の摂津市教育委員会職員の方が本市に来られた時、教育長として他市の職員の方と語り合える機会はいつでもあるものではないと思い、心を込めて丹波篠山市の良さや生き方等について語り合い、美しい街並みを案内するなど豊かな交流の時間を過ごすことができた。これも素晴らしい卒業式のお陰です、ありがとう。
更新日:2024年02月29日