教621 確実な成長 篠山鳳鳴高校探究発表(教育長ブログR6.3.8)

更新日:2024年03月08日

令和5年度県立篠山鳳鳴高校第2回探究Dayが体育館で行われ、1・2年生がテーマごとに2~6名のグループで全体発表(スライド発表)とポスターセッションに分かれて発表した。テーマの中には、丹波篠山市の課題に関するものも多く、探究を通して市の課題解決や自分たちの生活を良くしたいという意欲にあふれ、参加した多くの市役所、市教委職員も感心していた。発表やその後の質疑応答を見ても、生徒たちの確実な成長が感じられたじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。

 

篠山鳳鳴高校では、生徒たちが自分たちでテーマを決め、課題解決に向けて調査・研究を行い、分かったことや解決策を分かりやすく説明し、課題の解決を進めていく探究学習に取り組んでいる。

 

その取組は年々進化し、探究のレベルが上がると共に、生徒たちの力は確実に伸びている。何より、自分たちで主体的に学びを進めていく学び方や仲間と協働して課題に取り組む姿勢、人に分かりやすく伝える表現力、その過程で多くの人や機関とつながっていく体験は、これからの社会を生きていく上ではとても大事なことだと思う。

 

特に今回の発表では、会場からの質問も多く、それに当意即妙に答える発表者の力に感心した。それは後半のポスターセッションでも随所に見られ、生徒や関係者(先生・市職員・研究者等)からの鋭い質問に発表の生徒たちははっきりと説明し自分の考えを言っていた。

 

教育長が関心のあった「篠山の人口を増やすために」グループでは、移住者を増やすことが大事と考え、実際に移住者を訪れ、丹波篠山の魅力(子育てがしやすい、車が少ない等)や移住して感じたこと(地域づきあい等で意外と忙しい等)を聞き取り、地域ルール(自治会の決め事等)を事前に知らせておくことが大事ではないかと提案していた。


 

そのグループが高校生にとったアンケートの「将来丹波篠山を出て行きたくない」と答えたのが6%、「出ていきたい」が約4割、「出ていくかどうかは場合による」が約5割という数値にはショックを受けたが、教育長もそうだったように高校卒業後いったん外にでてから自分の街の良さに気づくというのがよくあることなのだと思い直して希望は捨てないことにした。

探究DAY1
探究DAY2
探究DAY3
探究DAY4
探究DAY5
探究DAY6

この記事に関するお問い合わせ先

教育総務課


〒669-2397 兵庫県丹波篠山市北新町41(第2庁舎 3階)

電話番号:079-552-5709


メールフォームによるお問い合わせ