教630 なりたい自分に向かって 小学校卒業式(教育長ブログR6.3.25)

更新日:2024年03月25日

丹波篠山市立小学校の卒業式が行われた。教育長が出席した城北畑小学校では、23名の卒業生が仲間との絆や思い出を胸に旅立っていった。卒業生は、卒業式の「門出のことば」の中で自分が選んだ漢字一字を紹介し、そこに込めた思いや将来の夢を力強く語ったじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。

 

学校長式辞で校長先生は、卒業生の優しく細やかな声掛けやひたむきながんばりに触れ、「在校生は皆さんを目標に、さらに城北畑小学校を発展させていってくれる」と話し、「中学校では自分で決めることが増えてくる。迷った時は『なりたい自分』を思い出し、『なりたい自分』に向かって、何をするかを考えよう。失敗したとしても、それは前に進む一歩と考えることができます」等と激励した。

 

卒業生は、これまで23名の仲間と過ごした思い出の数々すべてが宝物だと話し、各自の思い入れの漢字一字を紹介して、自分の将来の夢やめざす生き方について語った。将来の夢は、卒業式当日に配られたPTA会報にも写真付きで紹介されている。

 

子ども達が紹介した字の中には、自分の名前に入っているからという理由で選んだものもあり、それぞれの気持ちが伝わってきた(以下にそのいくつかを紹介します)。

・「助」みんなで助け合う

・「実」努力を実らせていく

・「信」自分を信じてチャレンジしていく

・「温」人に温かく接していきたい

・「新」新しいものにどんどん挑戦していきたい

・「希」希望を持って夢を実現していきたい

・「結」本を通じて(この児童は図書館司書が将来の夢)、人と人とを結んでいきたい

これからも、今日示した字と目標を大切に、進んでいってください。

 

この日、卒業式を迎えた市内全ての子どもたちには、最後に城北畑小学校の卒業生が歌った『変わらないもの』の中にある「…君と出会った幸せを かみしめながら、歩いて行こう」の歌詞のように、出会いとつながりを大切に、それぞれの「なりたい自分」に向かって歩んで行ってほしい。


 

ところで、自分ならどんな漢字を選ぶかなと考えてみたら、「縁」という字が真っ先に思い浮かんだ。これまで生きてきて、夢や希望、自分の想いも大事だけれど、やっぱり人生を動かす根底には「縁」があるように思うからだ。ただ、これは人生をそこそこ長く生きてきて思うことで(小学生の中にも既にこのことに気が付いている子もいましたが)、若い頃は『なりたい自分』に向かってひたすら歩んでいくのもよい。

城北はt卒業式15
城北畑卒業式8

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