教415 若き日は二度とめぐらず 篠山中学校入学式 (教育長ブログR5.4.13)

更新日:2023年04月13日

令和5年度丹波篠山市立篠山中学校入学式に参加し、久しぶりに校歌を斉唱した。目の前の新入生を見ながら、歌詞の中にある「ああ 若き日は二度とめぐらず…」の一節を口にした時、自分の学生時代を思い出し、本当にあの青春時代は貴重だったという思いが頭をよぎった。生徒たちにも、これから始まる中学校生活を友達や先生方と一緒に一杯活動し、かけがえのない人生の思い出を作ってほしいじょう。

 

これまでのコロナ禍では、式中歌は録音を流す場合が多かったが、今回の入学式では久しぶりに「校歌斉唱」が行われ、参加者はピアノ演奏に合わせて実際に声を出して歌った。

 

この中学校の卒業生(校舎は別だったが)である教育長は、市役所代表の部長(同じく卒業生)と一緒に、生徒(会場には3年生と1年生、2年生は教室でオンライン参加)や保護者、教職員等と共に、懐かしい校歌を歌った。

 

この歌詞の中には、「ああ 若き日は二度とめぐらず いざ学べ心行くまで心ゆくまで」(一番)、「ああ 若き日は二度とめぐらず いざ励め 共に手をとり 共に手をとり」(二番)、「ああ 若き日は二度とめぐらず いざ謳え 高き理想を 高き理想を」(三番)と、「若き日は二度とめぐらず」が必ず入っていて心に染みる。

 

校長先生は式辞で、

「『入学生点呼』では、一人ずつしっかりと返事をして、中学生になって頑張ろうという気持ちが伝わってきた。…失敗は恥ずかしいことではない、勇気をもってどんどん挑戦していこう」と新入生に呼びかけ、保護者には、

「篠山中学校は一人一人の可能性を最大に伸ばす学校です。変化の激しいこれからの社会で、自分の手で夢を実現していかなければなりません。多感な中学生を一歩下がって見守ると共に、何かあれば直ぐにご連絡ください。教職員一同、みんなでサポートします」等と話した。

 

『歓迎のことば』を述べた3年生も、部活動や学校行事を紹介した後、

「自分の経験からも、中学校生活はあっという間に過ぎてしまう。だから日々を何気なく過ごすのではなく、自分で意識を持って過ごしましょう。」と呼びかけた。これは正に校歌の「若き日は二度とめぐらず」が言おうとしたことではないか。


 

教育長は、入退場で生徒たちを先導する若き担任の教職員を見て、脳裏には中学生活だけでなく、教師成りたての頃のがむしゃらに生徒たちと過ごした担任時代も懐かしく浮かんだ。考えてみれば、若き日から現在に至るまで過ぎ去った時間は二度とめぐってこない。一日一日を大事にするのは、いつの年齢でも変わらないということですね。

篠中入学式1
篠山中学校入学式
篠中入学式3
篠山中学校入学式12
篠中入学式5
篠中入学式6
篠山中学校入学式13

☆教育委員会を代表して「教育委員会告辞」を述べさせてもらったが、こんなことができる日もあっという間に過ぎ去ってしまうだろう。どう見ても「若き日」ではないが、一日一日は大事にしたい。