教424 みんなちがってみんないい とっておきの音楽祭(教育長ブログR5.4.26)

更新日:2023年04月26日

第8回兵庫・丹波篠山『とっておきの音楽祭』が、今年はコロナ禍以前の形で、全国から参加者を募って市内9会場で開催された。この音楽祭は、障がいのある人もない人もみんな一緒に音楽を楽しむ「心のバリアフリー音楽祭」だじょう。

 

2001年に仙台で始まった『とっておきの音楽祭』は、今や全国で開催される。今年の丹波篠山『とっておきの音楽祭』は、岩手県から岡山県まで71団体、602名が参加、応援団は北海道から岡山県まで幅広い方に参加いただいた。

 

フィナーレが行われた田園交響ホールを中心に、各会場では多様な出演者(歌・楽器演奏・バンド・吹奏楽・パントマイム・手話エンターテインメント等)が、観客と一体になって歌やダンスなどを楽しんでいた。

 

障がいがあってもなくても、みなさん夫々のやり方で参加し、楽しさ・嬉しさがその表情にあふれていた。打楽器を無心にたたく人やキレキレのダンスを披露する人などが印象に残っている。

 

笑顔や楽しさ以外にも、ステージ上にも会場全体にも優しさ・温かさがあふれていた。

・譜面台を探している人に、さっと後ろに控えていた人が自分のを差し出す。

・舞台にあがりたそうにしている人にそっと手を貸す。舞台にあがると、その人は本当に嬉しそうに踊っていた。

・会場の移動中の坂道で自然な形で手を差し出す。等

 

普段の私たちの生活はどうしても効率優先、速さや正確さや強さ等が大事にされる。それについていけない人は肩身の狭い思いをしたり、自信や笑顔を無くしたりする。

 

この日の会場に満ちていたやさしさ、温かさは、「みんなちがって みんないい」という多様な価値観を認め合う雰囲気があったからこそ出てきたもの。


 

普段から効率だけでなく、多様な価値観も大事にして、働きやすく居心地のいい職場・家庭・地域を作っていきたい。見慣れた「みんなで音楽も日々の生活も楽しんでいこう」「オー」の教育長エールにも、温かな視線で見てやってください。

とっておきの音楽祭1
とっておきの音楽祭2
とっておきの音楽祭3
とっておきの音楽祭4
とっておきの音楽祭5
とっておきの音楽祭6
とっておきの音楽祭8
とっておきの音楽祭7