教427 心技体の成長 武術太極拳丸山選手(教育長ブログR5.5.1)

更新日:2023年05月01日

先程開かれた第31回ジュニアオリンピックカップ武術太極拳大会で優秀な成績を納めた、丹波篠山市内在住の丸山響生選手(丹南中学校3年生)が、市長にあいさつに来たので同席した。丸山選手には昨年にも出会ったが、太極拳の技を見せてもらったり、話をしていて、彼の心技体の成長を強く感じたじょう。

 

丸山選手は父が好きなカンフー映画を見て自分も興味を持ち、母に練習場所を探してもらって、小学校1年生の時から神戸の練習場で武術太極拳(いわゆるカンフーの一つ)を習っている。

 

昨年11月の近畿ジュニア武術太極拳大会「長拳B三種総合」で優勝し、今年4月の全国大会(冒頭の大会)で「長拳B」(徒手)3位、「長拳短器械B」(槍)5位、「長拳短器械B」(刀)6位などの優秀な成績を納めた。

 

大会では緊張して序盤からミスをしてしまったので、心の面を強くしたいと言っていたが、市長や教育長、記者等の大人と堂々とやり取りできる度胸は大したものだと思う。

 

「人前であがらないコツは」と聞かれて、教育長は自分が習っていた狂言の師匠から「人に見せるのではなく、神に捧げると思って演じるとあがらない」と教えてもらったと答えたが、もし「なぜ狂言の話が武道に通じるのか」と聞かれたら、あがってしまって上手く説明できなかったところだった。

 

さらに、丸山君は「全員やる型は一緒だが、(間のとり方やリズム等)表現が違う」ということも話したが、それも教育長が50代になって初めて分かった「個性とは徹底的に基礎基本(型)を学んだ上に出てくるもので、安易に自分流に崩したものではない」という気づきと共通するものだ。


 

このように、この若さで既に彼の心技体はかなり成長している。後は写真撮影の時に、市長が嬉しそうに刀を振ったり、教育長が槍を振り回して喜んでいるような無邪気さが加われば完璧だ(そんな「大人げなさ」は必要ないかな)。

 

太極拳1
太極拳2

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