教428 子どもをエンパワーする教育の創造 近畿都市教育長協議会総会（教育長ブログR5.5.2）

近畿地区各市の教育長が一堂に会して、総会や研修を行う定期総会が大阪府泉佐野市で行われた（加盟は107市だが、当日参加者は90数名）。コロナ禍もあったので、1泊2日で開催されるのは久しぶりだ。

大会では、講演会や各市取組の発表もあって参考になった。交流会や視察で交流した教育長とはつながりもできた。共通する課題も多く、各市の取組を参考にしたり連携したりしながら、大会テーマのように予測困難な時代を豊かに生きる子どもをエンパワーする教育を創り出していきたいじょう。

各市の事例発表では、滋賀県野洲市では『いじめ』事案の報告があり、再発防止には教職員の『同僚性』を高め組織的な対応を行っていくことや、一人一人の『人間性』を高めていくことが求められ、それは市教委においても同様であるということだった。

他にも、和歌山市の市立学校の適正規模化と市民図書館を拠点とした読書活動推進の取組、宝塚市のICT教育の推進等の発表があった。

各あいさつや情報交換からは、子どもをしっかり育てる質の高い教育、その中心を担う教員の待遇改善、ICT教育の推進と機器の更新費用の問題、部活動の地域移行、いじめの根絶や不登校への対応、就学前教育の充実、差別の解消、スポーツや芸術・文化の振興等、本市にも共通するテーマの話題が出てきた。

2日目の視察では、葛城修験や「中世日根野荘」を中心とする『いずみさの日本遺産』コースに参加した。その中で、修験道の「薪行」では名前を呼んでもらって清めてもらったが、「滝行」には準備不足で体験することができなかった。

総会の決算報告で監査員として『監査報告』する際に、「丹波篠山市教育長の丹後です。丹波（篠山）の丹後ということでややこしいですが、予算は適正に執行されておりましたことを報告します」と言って少し笑いを取ったが、今後はもっと積極的な参加で丹波篠山市を知ってもらえるように頑張りたい。