教436 今年も学び合い 西紀小学校全校学習タイム(教育長ブログR5.5.17)
全校生が体育館に集まって、学び合い教え合う西紀小学校の『全校学習タイム』には、丹波篠山市がめざす、「個別最適な学び」「協働的な学び」「主体的で対話的な学び」につながるエッセンスが詰まっている。少人数の課題を克服し、少人数を活かす取組とも言える。何より子どもたちは生き生きと楽しそうに同級生や他学年生と触れ合い、充実した時間を過ごしているじょう。
今年も月に1回程度実施される『全校学習タイム』の第1回目が先日行われた。1年生は初めてだが、2年生以上はもう何年も経験しているので、この時間の使い方は慣れたもので、この学習のねらいもつかんでいる。
ねらいが浸透しているのは、子どもたちの行動を見ていれば分かるが、学習プリントに今年度導入された冒頭の「この1年間であなたはどんな力をつけたいですか」の記述が良く表している(以下子どもが、自分で考えて書いたもの ママ )。
・なるべく一人でがんばって、むりだったら周りの人に教えてもらう力
・わからない問題があった時、あきらめないで、調べたり挑戦したりする力
・みんなと協力して解決する力
・分からなかったら、自分から聞きにいく
・1年生とあんまり遊べていないから、勉強して仲よくなる
・みんなで教えあってつながる力
教職員が出題する学年ごとの課題もよく考えられたもので、主体的な学びも、協働的な学びや学年を超えた人間的なつながりにも気を配れている。
「割り算の問題を作って、上の学年の人に解いてもらう。3人以上にやってもらって、サインをもらう。」
「決められた体積になるように図を書いて、切り取って箱を作る。」等
一人で学習する子、友達と一緒に学習する子、下級生に解答のヒントを出す子等、みんな自分のペース・やり方で学んでいた。中には教育長にサインを求めに来てくれる子ども(有名人サインではなく、割り算問題ができたサイン)や、作った箱を見せてくれる子もいて嬉しかった。
教育長は最後のあいさつで、「この学習はどこでもやっているわけではない。西紀小学校だからできている面もある。自信を持って、この学びを進めて行ってほしい。」と話したが、「時々この時間に来るので仲間に入れてね」と付け加え、「がんばって行こう。」「オー」も忘れずにやった。やっぱり現場に行くのは楽しい。
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更新日:2023年05月17日