教440 民族や国籍を超えて多文化共生 篠山国際理解センター(教育長ブログR5.5.23)

更新日:2023年05月23日

28年前に設立され、日本人も外国人も共に住みよい多文化共生のまちづくりをめざして活動している特定非営利活動法人篠山国際理解センターの総会があり参加した。篠山国際理解センターは、学校園で学ぶ外国人幼児児童生徒や保護者の母語通訳・翻訳等の支援も担ってもらっており、外国人子どもたちが学び続けるために欠くことのできない存在だじょう。

 

丹波篠山市の外国人住民は2023年3月末には31か国1014人で市民全体で2.5%と全国平均を上回っている。かつては、日系ブラジル人が多かったようだが、近年ではベトナム、フィリピン、タイ、ミャンマー、インドネシア等のアジアから来ている労働者が多く、本市の経済発展には欠かせない役割を担っている。

 

篠山国際理解センターは、「国際理解教育」「国際交流」「外国人住民支援」の3つを活動の柱として、民族や国籍を超えて誰もが安全で安心して暮らせる多文化共生のまちづくりを推進している。

 

異文化、異言語の中で学びや生活を続ける園・小・中・特別支援学校在籍の外国人子どもたちにとっては、様々な困りごとや相談事があるだろう。学校や教育委員会は、誰一人も取り残さない視点に立って、外国人子どもたちへも細かく目を配り、篠山国際理解センターの協力を得ながら、きめ細かく指導していかなければならない。

 

教育長は、高校校長時代に2週間のオーストラリアへの短期留学で、十数名の生徒を引率した経験がある。管理職として同行したというより、引率当事者として自分もホームステイしながらの引率だった。

 

その2週間のオーストラリア生活、現地の人や子どもたちとの触れ合いや異文化体験が、人生の中でもベスト3に入る至高の幸せな時間だった。そんなこともあって、異文化異言語、国際理解教育には非常に興味がある。


 

教育長の個人的な思いはともかく、これからも国際理解教育、篠山国際理解センターの役割は重要性を増すだろう。多文化共生社会の実現に向けて、教育委員会も一緒に取り組んでいきたい。

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