教441 歴史的資源を活用したまちづくり 全国伝建協総会・研修会(教育長ブログR5.5.24)

更新日:2023年05月24日

第45回全国伝統的建造物群保存地区協議会総会・研修会が丹波篠山市で開催された。全国に伝統的建造物群保存地区は104市町村に126地区が指定されている(一つの市に複数地区があるところあり)。丹波篠山市には、篠山城下町地区と福住地区の2か所がある。全国大会は毎年持ち回りで行われており、伝建地区を有する市町村の行政職員や住民が一堂に会して、課題や対策を協議するじょう。

 

一日目には、京都橘大学村上裕道教授から重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)の魅力の向上策等について講義があったり、菅義偉前内閣総理大臣から歴史的資源を活用したまちづくり等で地方が活力を取り戻し国全体の活力につなげようという講演があったり、重伝建地区を有する首長等の協議があったり、情報交換会があった。

 

二日目は篠山城下町地区の現地視察、神戸大学名誉教授の黒田龍二氏から少子高齢化時代の伝建地区についての講義、丹波篠山市の2地区を含む4地区の事例発表、活動している住民のパネルディスカッションや文化庁の講評等があった(3日目については後日報告)。

 

多くの講演や発表等を聞いて、伝建地区の魅力を周辺地区も巻き込んで高めていくこと、文化財を保存するだけでなく自分たちのまちの価値を理解しどうしたらそれを維持し次の世代につないでいけるのかをみんなで立ち止まることなく考えていくこと、伝建地区に共通する課題(人口減少・防災・景観維持・伝建地区維持等)を解決するためのネットワークをつくっていくことなどの大切さを再認識した。

 

中でも篠山小学校全校生が、ガイドや鋒山巡行のお囃子・掛け声・周りでの応援等で参加したことは、未来へのつながり・希望が感じられ、参加した子どもたちは勿論、教職員も見学者も、地域の方も喜ばれていた。

 

児童たちはクイズ形式(「校章の5枚の笹の葉はどんな意味でしょうー世界5大陸に羽ばたくように」「6年○組でしょうー6年義組」等)で丹波篠山の歴史を紹介し、最後には「また丹波篠山に来てください」と声をそろえていた。


 

教育長は、「良かったよ。でも、次のガイドではもう少し笑いがとれればもっといいんだけどねえ」とアドバイスしたら、みんなで「何とかレーション」と言いながらポーズを練習しだした。余計なアドバイスでした。すみません。

 

伝統的建造物群保存地区大会1
伝統的建造物群保存地区全国大会2
伝統的建造物群保存地区全国大会3
伝統的建造物群保存地区全国大会4
伝統的建造物群保存地区全国大会5
伝統的建造物群保存地区全国大会6
伝統的建造物群保存地区全国大会7
伝統的建造物群保存地区全国大会8
伝統的建造物群保存地区全国大会9
伝統的建造物群保存地区全国大会10

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