教444 世界平和に向けて 丹波篠山ユネスコ協会総会(教育長ブログR5.5.30)

更新日:2023年05月30日

ユネスコ(国連教育科学文化機関)憲章に基づき、教育・科学・文化を通して国際理解と世界平和に貢献するための活動に取り組む丹波篠山ユネスコ協会の2023年度定期総会があり参加した。2001年の創立以来、平和の心を広げる活動をコツコツと続けてこられた丹波篠山ユネスコ協会の皆様に敬意と感謝を申し上げたじょう。

 

総会で大前衛会長は、「太平洋戦争が終わって80年近くになるが、未だに戦争や紛争は世界各地で続いており、人類は進歩していないのではないか。『正義のない武力は暴力に過ぎないが、力のない正義は無力である』という言葉があり、私たちの活動は力のない正義であるかもしれないが、(微力であっても)平和の心を広げるために『(この活動を)続ける つなげる ひろげる』ことを止めてはならない」と力強く語られ、心を打った。

 

丹波篠山ユネスコ協会は、世界の子どもたちの支援に役立てる「書きそんじハガキ回収キャンペーン」や「募金」、後世に残したい自然・文化・歴史遺産に関する理解を深める「ふるさとを知ろう」、「民間ユネスコ運動の日」のパネル・写真展示など地道な活動を積み上げてこられている。

 

教育長はあいさつで、「丹波篠山は教育・文化・芸術・スポーツ等の分野で多面的で持続する良い状態(幸福)を維持する『ウェルビーイング』を目指しているが、これは特定の個人や特定の分野だけの幸福ではなく、世界や地域全体のあらゆる人々や分野における共生的な幸せを目指してこそ実現する。まさに、丹波篠山ユネスコ協会が取り組まれている『つなげる ひろげる』活動と一致します。これからも一緒に、子どもを含めた地域全体の幸福を目指していきましょう。」と話した。

 

新型コロナウイルスに関する制限緩和でいろんな大会や行事が再開している。教育委員会・教育長としては、できるだけいろんな大会や行事に参加して、つながりを広げていきたい。


 

丹波篠山ユネスコ協会総会の後に、「ふるさとを知ろう」活動として、「考古学から観た古代丹波篠山」と題する講演会があったが、教育長は退席して篠山養護学校の運動会に参加した。実際には、「つながる」と「広げる」(深める)の両立は簡単ではないが、持続的な良い状態(幸福)を目指して、できる行動をできる範囲で精一杯取り組んでいきます。

 

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