教450 子どもの思いを大事に 岡野幼稚園(教育長ブログR5.6.7)

更新日:2023年06月07日

令和5年度市教委の学校園訪問が始まった。1校目は丹波篠山市立岡野幼稚園と岡野小学校。今回は岡野幼稚園の訪問の様子をお伝えするじょう。

 

岡野幼稚園は年長組(さくら組)6名と年少組(もも組)10名を二人の担任と一人の支援員が指導する。

 

細見康彦園長から、地域の自然や生き物とふれあう体験活動を積極的に推進し、園庭には様々な草花や野菜を栽培したり、たくさんの生き物を飼育したりして、五感を通して命の大切さを実感できる保育を進めているとの説明があった。

 

もも組ではカバのような大きな口の動物の絵を見せて、「このこ(お友達)に、みんなの好きなものをあげてください」と尋ねて、一人一人が自分の好きなものを答えていた。

 

子どもたちが、肉、バナナ、全部、イチゴ、トマト、カボチャ、メロンなどと答えると、先生はそのイラストを食べさせる。一人一人に自分を表現する機会が与えられていた。

 

その後、その動物の歯が黒くなって(食べ過ぎ?)、「どうする」→「歯磨きする」→「(歯磨きしたら)歯がきれいになる」とお話の形で(自然な形で)歯磨きの重要性を学んでいた。

 

さくら組では、教室の後にはってある大きな海の中にいる大きな魚を釣るために、どんな船をつくるかという話し合いが行われていた。

 

子どもたちは船の写真やイラストを見たり、小学校図書室から船の本を借りてきたりしながら、熱心に自分たちが作る船のイメージについて話し合っていた。

 

教育長が隣の教室の様子を見て戻って来ても、まだ話し合っている。「なぜ、これほど集中できるのだろう」と不思議だったが、聞けば「魚釣り」というテーマ自体が子どもたちから出てきたものだという。

 

子どもたちの思いや考えを大事にした活動だからこそ、これほど熱心さや集中力が続くのだ。


 

子どもたちの自主性や主体性、友達と一緒に力を合わせる協働性を大事にした学びは、小学校でも大事にされている。幼稚園からこのような子どもの思いや考えを大事にした活動が、楽しく実施されていることを、非常に嬉しく心強く感じる。

岡野幼稚園2
岡野幼稚園3
岡野幼稚園4
岡野幼稚園6

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