教454 地域貢献活動 西紀中学校（教育長ブログR5.6.13）

丹波篠山市立西紀中学校の学校訪問を行い、授業の様子を見たり、生徒たちの地域貢献活動・各種ボランティア活動への取組の様子を聞かせてもらったりした。自分たちが地域のことに当事者意識を持って関わり、主体的に地域や人のために活動する体験は、これからの社会を生きる上でとても重要なことだじょう。

校長先生は「基礎力・思考力・実践力をもち、磨き合って自立に向かう生徒の育成～元気な生徒! 元気な先生! 元気な学校!」を目標に学校づくりをしている。

どの学年、どのクラスも生徒たちは集中して学習に取り組んでいた。先生の問いかけに、手を挙げたり、発言したり、ノートに書きこんだり、タブレットに打ち込んだりして学習に参加していた。

授業参観後の懇談で校長先生から、生徒会や生徒の地域貢献活動や各種ボランティアへの取り組み状況を教えてもらった。

この前あった西紀スポーツ祭には半分以上の生徒が運営などのボランティアとして参加し、今後も西紀まつりや、シトラスリボンプロジェクトへの参加などが計画されているという。

丹波篠山市では、どこの学校園でも地域の自然・文化・産業・人々等と触れ合う「ふるさと教育」が充実しているが、そこで子どもたちは「自分の住む地域を好きになる（郷土愛）」だけでなく、自分も地域に住む当事者の一人として、主体的に地域課題の解決や地域の人のためになる活動に参加しようとする気持ちも育んでいる。

その具体的な表れが西紀中学校生の地域貢献活動・ボランティア活動にはっきりと見られる。この素晴らしい学びを、西紀中学生が持つ「挨拶・全力・傾聴・素直」という宝と共に深めていってほしい。

教育長の問いかけに丁寧に答えてくれる生徒や、「以前に歯医者さんで会いましたね」と気さくに話しかけてくれる生徒もいて、温かくて素直な校風を感じた学校訪問だった。