教483 いろいろなご意見を頂く ふるさと一番会議(教育長ブログR5.7.27)

更新日:2023年07月27日

市民の皆様に市政や教育の現状やめざす方向を説明し、ご意見を伺う「ふるさと一番会議」が行われた。今年は市長選挙の影響もあって、施政方針や教育方針の発表が遅くなったこともあり、従来の旧小学校校区ごとの会場から中学校区を基本とする6会場に変更になった。各会場では多くの熱心なご意見を頂き、教育委員会や教育長へも貴重なご意見を頂いたじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使ってます)。

 

教育長は、ふるさと一番会議用の配布資料とともに、パワーポイントを使って「丹波篠山の教育」について説明した。パワーポイントにはできるだけ多くの子どもたちや市民の皆さんの写真を掲載し、リアルな現場の様子を感じ取ってもらえるように努めたつもりだが、会場によっては画面が見にくく分かりにくかったかもしれない。

 

各会場で出た意見と答弁の様子はこんな感じです(実際の答弁はもっとしどろもどろだったと思いますが)。

(質問)城東こども園の検討が始まるのは嬉しいが、新園舎ができるのだからという理由で、城東保育園・かやのみ幼稚園の改修(ドアの不具合等)はしないということか。

(答)子どもの命を一番に考え、必要な補修は行っていきます。

 

(質問)教育においては、(教える先生の視点だけではなく)子どもが参画によって、創造性や主体性を養うことが大切ではないか。市民意識を持った子どもを育てていくということだ。

(答)この前の市議会一般質問でも、「シビックプライド」の話題が出て、子どもたちに郷土愛だけでなく当事者意識や地域のために自分ができることを考える意識を育てていくという視点が大事との指摘を頂いた。これまでも子どもたちの主体性や社会参画意識を育てる教育に取り組んでいるが、今回のご指摘も踏まえ、より意識を持って取り組んでいきます。

 

(質問)学校教育や社会教育については分かったが、家庭教育についてはどのように考えているのか。

(答)家庭教育で大切なのは(学校・地域も同様だが)、愛情を持って子どもを育てることだと考えるが、その大切さについて保護者等に話はできても、学校や教育委員会が家庭の中に入り込むのは限界がある。福祉部門(家庭児童相談員等)や他の部門とも連携して、子どもの健やかな育ちを支援していきます。

 

(質問)「個別最適な学び」は良いことだと思うし、学びが遅い子に丁寧な指導がなされていると思うが、学びのスピード(進度)が早い子への対応は十分なのか。

(答)「個別最適な学び」は、その子どもの学びのスピードや特性に応じた学びを進めて行くことで、速く学べる子への対応も学びが遅い子への対応と同様に大切なことである。今は一人一台端末の活用が進んでいるので、それを使って速い子はどんどん学びを進め、ゆっくり学ぶのが適している子は復習などに時間を使っている。また、対話を通じた学び合いで、速い子は教える側に回ることが多いと考えられるが、「人に教えることは最大の学び」になるとも考えます。

ふるさと一番会議1
ふるさと一番会議2
ふるさと一番会議3
ふるさと一番会議4

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