教488 市民とともに歩む 図書館開館20周年(教育長ブログR5.8.3)

更新日:2023年08月03日

丹波篠山市立中央図書館と市民センター図書コーナーが開館してから20年が経ちました。7月29日に中央図書館展示ホールで記念のセレモニーがあり、終了後に瀬戸内寂聴さんの元秘書の瀬尾まなほさんが『寂聴先生、ありがとう』と題した特別記念講演が行われた。丹波篠山市の図書館は建物も趣があって素晴らしいが、「ささやま図書館友の会」をはじめ、多くの市民ボランティアの皆さんが図書館の支援や読書活動(おはなし会・絵本の読み聞かせ等)などに関わって頂いており、市民に愛され市民とともに歩む図書館だじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使ってます)。

 

記念セレモニーで教育長は、図書館は「本や知識と出会う場」であり、これから時代が変化して生成AIのような機械が文章をつくる時代になっても、人間がその機械がつくった文章の真偽を判断し使いこなすためには、思考力や判断力など自分の頭で考える力が必要であり、そのためには幼少期から本に親しみ、自分の頭で考えたり感じたりする体験がますます必要になります、というような話をした。

 

図書館は本や知識と出会う場であるだけでなく、居心地の良い知的空間として、子どもから高齢者まであらゆる世代の皆さんが集える場でもある。そのためにも、図書館職員はもちろん、これまでと同様に多くの図書館ボランティアの皆さんと一緒に、市民とともに歩む図書館づくりを進めて行かなければならない。

 

記念セレモニーには、くす玉割りに参加してくれた小学生や、会場正面に飾る書道の作品を書き上げてくれた篠山鳳鳴高校書道部の皆さんも参加してくれ、未来郵便発送(図書館で保管していた10年前に募集した自分への手紙を郵便局長に手渡し発送する)もあって、丹波篠山の歴史と文化を未来につなぐ図書館に期待が持たれた。

 

特別記念講演の瀬尾まなほさんのお話では、多くの興味深い寂聴先生とのエピソードが語られ、中でも『忘己利他』の寂聴先生の教えと、ご縁を大切にして自分の道(役割)を歩んでいきたいという瀬尾さんの決意が心に残りました。


 

今年度中まだまだ20周年記念行事は続きます。「皆さんとご一緒に、20歳になった図書館をこれからも盛り上げていくぞー」「オー」

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