教516 良い雰囲気 篠山中学校訪問(教育長ブログR5.9.13)

更新日:2023年09月13日

丹波篠山市に5つある中学校の中で、最も生徒数の多い丹波篠山市立篠山中学校を訪問した。体育祭の休み明けにもかかわらず、どのクラスの生徒たちも落ち着いて学びに向かっているし、授業中の先生と生徒のやり取りを見てもその関係が良さそうだし、訪問団が職員室であいさつした時の教職員の雰囲気も良かったし、この良い雰囲気の中で学校教育目標の「未来を切り拓く力を持つ生徒の育成」が進んでいたじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。

 

9月9日の土曜日に体育祭が行われ、月曜日はその代休で休み。教育長らが訪問した火曜日は2連休後かつ大きな行事の後なので、普通なら少し疲れた雰囲気があっても仕方ないところだが、みんな生き生きした表情で元気に授業を受けていた。

 

校長先生は、「未来を切り拓く基礎力・思考力・実践力を持ち支え合い学びあう生徒の育成」を学校教育目標に、その未来の学びに向けて「対話がこだまし、一人一人の可能性を伸ばす学校」をめざし、「結果ではなく過程をほめることによる成長的マインドセット」を図っていきたいと話した。

 

「成長的マインドセットを図る」とは、「自分の力はこんなもんで、これ以上は無理」という思い込みを、「(努力次第で)自分の力はもっともっと伸びていく」という考え方に変えることだ。

 

教育長も、これからの社会では主体性を持って周りの人と協力し、問題を創造的に解決していく力が必要で、それには自信とやる気を持って物事にチャレンジしていく姿勢が大事だと考えている。

 

そして、そんな姿勢の基になるのは、自尊感情というのか「自分はやればできる」という思いで、それを養うには「自分はがんばった」「やればできる」という達成感を得る体験を一つでも多くすることだ。今回の体育祭のようなチャレンジする機会を、これからもどんどん与えていってほしい。


 

熱い思いは持ちながらも、人前ではたどたどしい話し方しかできない教育長の分かりにくい話を、頷きながら温かく聞いてくれる篠山中学校の教職員なら、きっと子どもたちにも「自分が自信を持つきっかけ」をいっぱい与えてくれるに違いない。

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