教517 新しい時代を生き抜く 丹南中学校訪問（教育長ブログR5.9.14）

2学期に転入生があり、全校生が369名になった丹波篠山市立丹南中学校を訪問した。どのクラスも落ち着いて、学習規律も生徒と先生の関係も良く、しっかりとした授業が行われていた。学校教育目標の「自立して新しい時代を生き抜く生徒の育成」に向かって、全教職員が協力して取り組んでいたじょう（～「じょう」は丹波篠山の方言を使っています）。

短い時間の学校訪問だが、生徒も先生もイキイキしていること、教職員の連携が上手くとれていること、教室・廊下・階段等の掃除が行き届いていること等はすぐわかった。

教職員間の人間関係が良く連携が取れていると、子どもたちの教育にも良い影響を及ぼすし、支援を要する生徒への対応や緊急事態の対応もスムースに行く。

この日も手の空いた先生が不安定な子どもの対応に急遽入ったり、授業中に嘔吐した生徒の対応や処理に何人もの先生が駆け付けたりしていた。

身の回りの掃除がきれいになされ、整理整頓された環境にいると、心も落ち着き、生徒自身も清掃や整理整頓の習慣が身に付く。

校長先生は、生徒たちが予測困難な新しい時代を生き抜くために、「生きる力」「判断力」「コミュニケーション能力」等を身につけることをめざしたいと力強く語られた。

教育長も校長先生が言われる力は大事だと思うし、その根本には子どもたちが自分に自信を持ち、自分の人生をより良いものにしていこうという意欲があることが大切で、そのためには子どもたちが達成感と自己肯定感を体験する機会を与えることが有効。それには授業と共に行事も大事にしてほしいと指導助言した。

今回の訪問で学校園の訪問も一区切りとなり、指導助言の機会も多かったので、自分の思いをだいぶ上手く語れるようになった。どうです、この自己肯定感は。