教522 教育で地域おこし 丹波篠山市地域おこし協力隊(教育長ブログR5.9.26)

更新日:2023年09月26日

丹波篠山の古民家で暮らしながら、子どもが体験的に学べる場を作っている丹波篠山市地域おこし協力隊(半学半域型)の石田歩夢くんが、教育委員会を訪ねてきた。石田くんは今取り組んでいる活動をより多くの子どもたちに広げたいという思いを熱く語った。学生時代にキャンプリーダーとして子どもたちと関わる体験を持つ教育長だが、当時彼のような思い切った行動はとれなかった。何とか彼の気持ちを本市の子どもたちにつないでいきたいじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。

 

石田くんは、子どもと遊ぶのが好きな大学院生で、現在は神戸大学院人間発達環境学研究科で教育について学びながら、丹波篠山の資源を活かした教育づくりをテーマに地域おこし協力隊としても活動している。

 

これまでも、古市地区の子どもや保護者を対象に、川遊びや生き物観察、ちまき作りや「竹だけで飯盒炊爨」、草木染や古民家お泊り会等の体験イベントを十数回実施している。

 

他にも、より深い自然体験を経験するネイチャースクール(ロープワーク・火起こし体験等)や放棄棚田を再生するプロジェクトにも取り組み、さらに科学実験教室等にも活動を広げたいという。

 

これまで活動に取り組んできた成果も、対象別にまとめている。

地域の人―子どもたちが外で元気に遊んでいる姿を見てうれしい。自分たちが子どもと関わることができ、生きがいになる。

子どもたちーゲーム以外にも友だちと遊べる場所ができる。自分の興味を広げたり深めたりすることができる。

親―少ない負担(参加費500円)で子どもに豊富な経験をさせることができる。多くの親と交流ができ、相談する機会になる(以上、石田くんまとめ)。

 

すごい、とても学生とは思えない行動力、実践力、理解力、発信力、巻き込む力だ。当時の教育長は、厳しい空手道部練習の合間を縫って、子どもたちとキャンプファイヤーや野外炊事等で盛り上がって喜ぶという単純な学生だった。


 

「丹波篠山市にある自然や人などの魅力的な教育資源を活用して、今の子どもたちに外で活動する機会や地域の方とふれあう機会を提供する(子どもに最高の体験と学びを)」という石田くんの思いは、教育委員会の願いでもある。少しでも多くの人に彼の思いを知っていただき、丹波篠山の子どもたちの自然体験の機会が広がるようにしていきたい。

(さらに詳しい情報は「丹波篠山市自然探究ラボ」で検索ください)

地域おこし協力隊1
地域おこし協力隊2

この記事に関するお問い合わせ先

教育総務課


〒669-2397 兵庫県丹波篠山市北新町41(第2庁舎 3階)

電話番号:079-552-5709


メールフォームによるお問い合わせ