教524 指導者の魅力 西脇工業高校陸上部（教育長ブログR5.9.29）

毎年元旦に今田地区で行われる「今田元旦マラソン」に、長年駅伝の強豪西脇工業高校陸上競技部の選手が参加してくれる。来年の元旦マラソンもよろしくお願いしますと、公民館の職員や今田体育振興会の皆さんと一緒に、西脇工業高校を訪問した。足立幸永陸上部監督は、明るくエネルギーにあふれ、お話も魅力的で、さすが強豪校を率いる名将と感心したじょう（～「じょう」は丹波篠山の方言を使っています）。

今田地区のマラソンは、形（駅伝の時もあったらしい）やコース（ダムコース 10キロも）を変えながら、もう60年近く続いている。市外の人も参加して何百人という規模で実施されたこともあるそうだ（現在は今田地区在住または在勤、もしくは今田地区出身者）。

西脇工業高校陸上部は、前渡辺監督の頃から30年以上にわたって参加してくれている。住民も全国的な選手と走れることを楽しみにしている。

このような話は、西脇工業高校で校長先生や足立監督らと話しているうちに出てきたことだが、その話を聞いて足立監督は、「（形は変わっても）歴史をつないでいくことが大事なんです」と話をされた。前監督時代から引き継ぎ、長く全国トップレベルのチームを維持してこられただけに説得力がある。

他にもコロナ禍以前は行われていた、走った後の「うどんのふるまい」は人気があったという話になり、「終わり方が大事なんです。次につながる力になる」という話も聞かせてもらった。

さすが、子どもたちの力を引き出す名将だけあって、お話も面白いし含蓄もある。何よりエネルギッシュで、一緒にいるだけで元気がもらえる。

教育長も普段は元気な方だが、足立監督のオーラに圧倒されて、この日はうなづきと聞き役だった。世の中、上には上がいる。監督の元気を見習い、さらなるパワーアップに努めたい。