教818 失敗を活かす 篠山東雲高校成果発表会(教育長ブログR7.1.20 )

更新日:2025年01月20日

1学年1クラスの小規模農業高校である兵庫県立篠山東雲高校が、地域農業科の特色を活かした農業・環境に関する様々な体験活動の成果を多くの人に知ってもらおうと、丹波篠山市民センターで成果発表会を開いた。教育長が聞いた3年生の『課題研究』は、生徒が自分でテーマを決めて1年間研究するもので、この1年間の研究や学習の成果であると共に、高校時代3年間の集大成という意味も含まれている。

結果的には、当初の狙い通りにいかなかったものや失敗もあるが、生徒が発表で言っていたように、「失敗したから終わりではなく、その経験を次にどう活かすのかが大切」で、この研究をした成果はきっと自分や後輩たちの未来に生きてくるじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。

 

校長先生は開会のあいさつで、「教科横断的に農業を学び、農業で学ぶ、地域農業科の学びは、体験活動を通して仲間と協働する力やコミュニケーション力、発信力等未来を生きる力につながる。下級生は上級生の取組が目標となる」等と話され、発表者を激励された。

 

生徒発表の前に、数年前に神戸から丹波篠山市へ移住してきて新規就農者として活動されている村上玄一さんの講演があり、「農業には高齢化や担い手不足等の課題もあるが、丹波篠山にはここでしか味わえない日本一の味や地域のつながりもあり、ビジネスチャンスは身近にある」と話され、その後の質問では生徒たちが積極的に手を挙げていた。

 

生徒たちの発表では、「農作物に被害を与えるモグラのトラップ(罠)を開発しようとしたけど、(モグラの習性研究不足等で)捕獲できなかった」や「ウシガエルやザリガニ等の外来生物を肥料にして、ナスを使って連作障害の低減を研究しようとしたが、冠水不良で全部のナスを枯らしてしまって効果が測定できなかった」等、必ずしもねらいどおりに行かなかった例もあったが、試行錯誤を繰り返して、失敗からの学びや次への対策の考察等、未来につながる気づきを得ていた(もちろん、テーマ設定のねらい通り上手くいった研究もあります)。


 

教育長が来賓紹介で急に「私の大好きな篠山東雲高校、今日の成果発表会盛り上げて行くぞー」と言ったのに対し、とっさに反応して大きな声で「オー」と言ってくれた生徒もいた(後で記念写真を撮らせてもらいました)。この瞬発力や度胸、優しさ、講師への質問も含めて篠山東雲高校、元気でたくましく笑顔の生徒たちが育っています。「失敗を恐れず、次に活かして行くぞー」「オー」

東雲成果発表会1
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