教689 多様な提案 市議会一般質問No.1(教育長ブログR6.6.24)

更新日:2024年06月24日

第125回丹波篠山市議会水無月会議の一般質問で、多くの市議会議員の皆さんから、市政や教育行政について、多様なご質問やご提案を頂いた。市議会選挙後初めての一般質問なので、今回初めて質問される議員の方もおられ、実に多様な観点から貴重なご指摘を頂いた。すぐに実現できないものもあるが、ご質問の趣旨を活かし、ご一緒に丹波篠山市政、丹波篠山の教育をより良いものにしていきたいじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。

以下の質問要旨と答弁は教育委員会に関係する者に限定しています。質問項目の区切りは、個人ごとではなく項目ごとにしています。

質問1 (行財政改革の一つとして)学校園の統廃合を

(答)現在1クラス当たりの児童生徒数は、小学校で20人程度、中学校で30人程度であり、少人数できめ細かな指導がしやすい「令和の丹波篠山型学校教育」を進めている。学校園の統廃合については、地域や保護者の声を大事に進めて行く。学校は地域づくりの核でもあり、地元も活性化や人口増策に取り組んでおられる(現在の出生数だけでは決められない)(市長)

学校は地域コミュティの核でもあり、存続か統合かは子どもの教育条件の改善の視点を第一に考え自治体が判断するというのが国の方針であり、その方向で考えている(教育長)

 

質問2 4月28日に、郡家の市道で起きた交通事故を教訓として、小中学校へ自転車運転の安全教育の充実を図られたい。

(答)小中学校での安全教育を通じて、高校生や大人になっても自分の命は自分で守り、交通安全について理解し、ヘルメット着用も向上するように、幼少中段階でできるところは、関係機関や地域の皆様のお力もお借りしながら着実に進めていきます。

 

質問3 市内通学路における危険個所の洗い出し、必要な個所に一旦停止の標識設置や路面標示を検討すべき

(答)現在、各学校による通学路の点検やPTA、警察署、兵庫県及び丹波篠山市の道路管理者、学校、丹波篠山市の交通安全部局並びに教育委員会による合同点検を行っています。その中で道路標示等も含めて改善が必要な箇所については、「丹波篠山市通学路安全対策プログラム」の対策一覧に加えて、通学路の安全確保に向けて順次改善に取り組んでいるところです。

 

質問4 (「市公共施設での祝祭日の国旗掲揚を」のうち)学校園の国旗掲揚を

(答)国旗の掲揚については、小・中学校では、「学習指導要領」において、発達段階に応じて「我が国や諸外国の国旗を尊重する態度を養うように配慮すること」と記されていることを踏まえ、社会科や特別活動等で我が国や諸外国の国旗を尊重する態度を養うような教育活動を行っており、入学式、卒業式、運動会等の儀式や学校行事において、国旗を掲揚しています。今後も適切な機会に国旗を掲揚し、尊重する態度を養うように配慮していきます。

(市長答弁)現在掲揚している本庁舎と消防本部に加え、多くの方が訪れる公共施設として、各支所、中央図書館、丹波篠山市民センターなどにおいて国旗を掲揚するよう検討します。

質問5(「メタバースの活用を」のうち)不登校児童生徒の支援と美術館

(答)不登校児童生徒への対応は、それぞれの生育環境や周囲とのかかわり、また個人の発達の課題等、様々なことが複雑に重なり合っている状況があり、学校や関係機関、専門スタッフはそれぞれの個の状況に応じて、適切な支援の在り方を考え、居場所や学び場つくり等、日々努力を続けています。

一人一人の社会的自立に向けてどのような支援ができるかを考え続けていくことが、学校教育として大切な視点であると考えています。不登校児童生徒や保護者と学校とのつながりを大事にしながら必要な支援をしていきます。その中でメタバースの必要性についても調査研究を進めていきます。

メタバース美術館については、いくつかの取組事例があるが、メリットもデメリットもあるので、市全体の中で調査・研究を進めていきます。

(再質問)メタバース美術館について、鳳鳴高校のSTEAM探究科と連携し、調査研究してはどうか。

(答)鳳鳴高校と連携できることがあるかどうか、協議していきたい。

 

質問6 多くのメリットのある「教科担任制」(チーム担任制)を市内の小学校に展開してはどうか。

(答)新たな取組である「チーム担任制」や「教科担任制」、従来の「学級担任制」については、それぞれに良さがあるので、研修等で全国の先進事例や八上小学校の実践事例などの周知を行うとともに(6月の校長会で説明)、「教科担任制」を学校が選択しやすくなるように、加配教員の増を兵庫県教育委員会にも働きかけていきます。児童や教職員の実態に応じて、最適な形で学校が体制を組むことができるように支援していきます。

 

質問7 平田オリザさんを篠山に呼ぼう

(答)豊岡市で実践されている、演劇的手法を取り入れた授業を通して学校の授業を変えていこう、教職員の資質・能力を向上させていこう、そして「主体的・対話的で深い学び」の授業を実践していこう、との考えについては、丹波篠山市でも現在取り組んでいる授業改善の取り組みにも大いに参考になるものです。今後、平田オリザさんの講演や演劇的手法を使ったコミュニケーション教育の視察や豊岡市教育委員会から情報をいただきながら、令和の丹波篠山型学校教育を一層推進していきたいと思います。

 

質問8 認知症サポーター養成講座を、毎年、中・小・特別支援学校の授業に組み込み、研修していくことが必要ではないか。

(答)認知症は、学習指導要領の中で必ず取り扱うように規定されている内容ではありませんし、ご提案のような個別のテーマについては、校長が教育課程の中で随時、判断して実施していく内容となります(他にも、手話教室、赤ちゃんとの触れ合い、食育推進、薬物乱用防止等テーマは多い)。

昨年度見学した「認知症サポーター養成講座」は内容もよく、多様な人が講師となり(保健師・民生児童委員等)、一方的な講義ではなく困っている人への思いやりも学べるものなので周知はしていきたい(6月校長会で紹介済)。


 

☆一般質問通告書は事前に届いており、該当部署が中心となって答弁案を作り、答弁検討会で最終的な答弁書を作るので、本番の議場での一回目の答弁はその答弁書を基にすればいいので比較的やりやすいが、大変なのが2回目3回目の再質問だ。何を聞かれるのか分からないし、即答しなければならないので、かなり緊張する。

 

再質問に備え、できるだけ情報を集め、答弁の基本的方向を整理しておくことに加えて、教育長はできるだけ現場に足を運ぶようにしている。例えば今回なら、中学校の給食時の喫食時間がテーマになっているので、市内全5中学校の給食時間に訪問し、生徒たちに「給食時間短いですか、丁度いいですか」等と質問した。加えて「日本一の学校給食しっかり食べて、元気出していくぞー」「オー」のエールもやらせてもらった。一般質問の情報が得られるのと、普段はあまり見ない子どもたちの姿に触れられるのは二度おいしい感じです。そういう意味でも一般質問ありがとうございます。

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