教1002 秋の彩り 丹波篠山市菊花展(教育長ブログR7.11.13)
丹波篠山城下町の秋の彩り「お苗菊」を中心とする第24回丹波篠山市菊花展(11月1日~11月16日)の表彰式が篠山城大書院であり、丹波篠山市立篠山小学校児童をはじめ受賞者の皆さんに、賞状や賞品が渡された。菊花展会場の三の丸広場では、多くの皆さんが秋日に彩りを添える菊花を愛でておられたじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。
由緒あるお苗菊を世間へ広め、後世に引き継ぐ菊花展は、合併前の篠山地区で大正14年に「第1回篠山菊花展」として開催されて以来、今年で100年目を迎える(平成14年からは丹南菊花展と合同になり「第1回篠山市菊花展」を開催、今年で24回目)。
「お苗菊」は江戸時代に旧篠山藩主青山公が将軍から拝領し、家臣に栽培させたと伝えられる中菊で、一度開いた花弁が踊っているように変化して巻き上げるという妙味があり、開花から約1か月間、その変化を楽しむことができ、現在は、篠山付近でのみ愛育されている。
残念なことに、戦時中に多くの品種が絶えてしまったが、同好会が今も残る21種類を160年以上に渡り伝統を受け継ぎ、「篠山地方特有の菊」として、その継承と保存に努められている。
表彰式では丹波篠山市菊花同好会の井田さんが、「今年の夏は菊にも人間にも厳しく、秋が来るのが待ち遠しかった。秋になると朝の霧に包まれて、つぼみも大きくなり、菊花展が始まる11月にはつぼみも色づき始めた。今年は丹波篠山国際博の一環としても開催し、444鉢の出展鉢を多くの方に楽しんでいただいている」とお話をされた。
「丹波篠山市教育長賞」を受賞した丹波篠山市立篠山小学校の5年生が表彰式に参加し、元気な笑顔で花を添えてくれた。やっぱり、時代を担う子どもたちの姿は、私たちに元気を与えてくれる。
式典の最後に受賞者代表挨拶をされた「青山賞」受賞者の岸田士郎さんも、「自分は篠山小学校で菊栽培の指導をして、子どもたちから元気をもらっている。『お苗菊』という言葉が残ってくれれば嬉しく思う」等とお話をされていた。やはり美しい菊づくりの伝統を次代につなげていくことの大切さと、そこに関わる喜びを感じた。
そして、伝統を感じる篠山城大書院で、丹波篠山の秋を彩る「お苗菊」を守り育てている多くの皆さんに触れた子どもたちの心には、丹波篠山市の伝統を大事にしたいという気持ちの一端が伝わったように思った。





















更新日:2025年11月13日