教1003 不登校支援を考える 丹波地区教育委員会連合会視察研修(教育長ブログR7.11.14)
本年度2回目の丹波地区教育委員会連合会の研修があり、今回は学校に行きづらい児童生徒の支援を行う県立但馬やまびこの郷の視察研修を行った。施設を見学したり、説明を受ける中で、改めて不登校支援の大切さについて考えたじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。
丹波篠山市役所前を出発したバスは、丹波市山南町にある丹波市教育委員会に立ちより、朝来市山東町にある「県立但馬やまびこの郷」に向かった。往復のバス中や施設視察を一緒にする中で、両市教育委員会同士、垣根を越えて親しくなり、情報交換も行うことができた。
令和6年度の小中学校不登校児童生徒数は、兵庫県も丹波篠山市も微減傾向にあるとはいえ、多くの児童生徒が不登校になっている「県―2.21%(小) 7.49%(中)、本市―1.65%(小) 7.75%(中)」。
不登校児童生徒には、将来の社会的自立を見据えて、学校(教室)以外の場における学習活動の重要性と心のエネルギーをためる必要性が言われている。
その学校以外の学びの場として、県立但馬やまびこの郷、県立神出学園、県立山の学校等の県立施設、教育支援センター(本市は「ゆめハウス」)、フリースクール等の民間施設、在宅等があり、学校に行けても教室に入りにくい場合は、校内のサポートルーム等の居場所の整備も進めている。
但馬やまびこの郷では、宿泊体験を年間35週行っており、1日(日帰り)での体験活動、2泊3日、4泊5日と活動日数は自分で選ぶことができる。
4泊5日の宿泊体験活動には、出会いの集い、料理を作ろう、地域と交流しよう、自分で選ぼう(制作・文化・スポーツ)、遠くへ出かけよう、お別れ会などのメニューがあり、10名前後の小中学生が参加することが多いという。
初めは緊張するが、先ずは大人(スタッフ)とつながり、同じ興味を持つ子とつながり、緊張が解けて元気も出てきて、リピーターも多いという。居場所づくり、絆づくりを大切にされていて、『人は人の中で人となる』を大事にされているという。
今回の研修場所は、この施設の立ち上げに関わられた片山丹波市教育長のお薦めによるところもあると思うが、同じく県立の不登校支援施設神出学園(対象は中学を卒業した23歳未満の者)での勤務経験のある自分としても、宿泊施設や食堂、活動ルーム等同様の施設を見学しながら、当時の子どもたちとの関わりが思い出された。多くの卒業生が元気に自分の人生を歩んでいる。
不登校支援については、それぞれの事情により支援の場も形も異なると思うが、それぞれの子どもたちが自分にあった居場所・学びの場を見つけて元気に人生を歩んで行ってほしい。
※不登校…何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因、背景により登校しない、あるいはしたくともできない状況にあるため、年間30日以上欠席した者のうち病気や経済的な理由によるものを除いたもの(文部科学省)

















更新日:2025年11月14日