教1039 考え行動し続ける 危機管理研修会(教育長ブログR8.1.19)
丹波篠山市教育委員、教育委員会の職員を対象に、危機管理研修会を2回に分けて実施した。外部講師(兵庫教育大学教職大学院学校教育研究科 當山清実教授)を招いての研修『学校園危機管理の考え方と進め方』で、講話と演習(課題を考え、意見を交換する)を行った。内容は学校園の危機管理及びそこに携わる事務局職員の考え方だったが、他の施設や部署にも応用できるもので、何より自分の危機管理意識の再確認に役立ったじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。
教育長は冒頭のあいさつで、「危機管理には自分の意識を高く持ち続けることが大事だが、どうしても慣れや自分の思考の癖・思い込み(アンコンシャスバイアス)に陥ってしまう。それを防ぐためにも、外部の専門家の視点に触れ、自分の言動を再チェックする必要がある。そういう意味でも今回の研修を大事な機会にしたい」「これだけ教育委員会の多様な部署の職員が一堂に集まって研修するというのは、みんなで力を合わせて同じ方向に向かっていこうということである」と話した。
當山先生の講話で、海外に行くとよく言われる日本人の危機意識不足の背景には、1.ムラ社会特有の他力本願的な思考(いざとなったら誰かが助けてくれる)、2.危機に対応する想像力の不足・欠如(農耕定住のムラ社会における逸脱行動の回避、外敵の少ない島国で長期にわたる平和・安全の維持による疑う目を持てない傾向、嫌なことを忌避する傾向)、3.喉元過ぎれば熱さ(危機)も忘れる熱しやすく冷めやすい国民性等があり、危機に対する虚弱な体質が、被害の拡大につながる傾向がある。
学校危機管理の要点は、1.全教職員の当事者意識の高揚、2.単独での対応の限界を自覚・共有、3.予防こそが最高の危機管理、4.平時に分担・協力体制、発生時に迅速なチーム対応、5.悪い情報を最優先で報告できる組織づくりであると説明され、これはどの組織にも当てはまることである。さらに共通して大事なこととして、普段からの良好なコミュニケーションによる信頼関係の構築の重要性についての講義があった。
危機に対するリーダーの心得として学んだ、1.優れたリーダーは、みな小心者である(心配性だからこそ、あらゆるリスクに備える先見の明が育つ)、2.臆病さを笑うものは、必ず失敗する(不安は危機を未然に防ぐ知恵を生む)、3.優れたリーダーは考え続け、行動する(重要な判断を下すためにも、現場に足を運ぶ)、『小心な楽観主義者こそが最強のリーダーである』という学びを大切に、今後も意識を高く持ち、安心安全について考え行動し続けていきたいと思います。













更新日:2026年01月19日