教916 魅力いっぱい 正覚寺庭園名勝指定(教育長ブログR7.6.23 )
丹波篠山市般若寺にある正覚寺の庭園「龍殊庭」が、丹波篠山市の名勝文化財に指定され、その指定書交付式を関係者の皆さんと共に行った。昭和45年(1970)に著名な作庭家の重森三玲氏によって作られた庭は、美しさは勿論、手前の池には鶴島(千年長生き)と亀島(万年長生き)が配されたり、滝の下には滝を登って龍に化すという故事「登竜門」を表現した鯉石が組まれたりと、魅力がいっぱい詰まっているじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。
この庭の背面の山が県の「急傾斜地防止対策事業」の工事範囲内となり、庭園の保護について関係者間で協議を重ね、市指定文化財(名勝)の指定に向けて手続きを進めることになり、市文化財保護審議会の答申を経て、令和7年3月7日の定例教育委員会において、正覚寺庭園の名勝指定が決定され、今回の指定書交付式となった。
式には、ご住職をはじめ、自治会、文化財保護審議委員等の皆さんに参加いただき、その後はご住職の説明を聞きながら、庭を鑑賞した。
ご住職の説明によると、庭の石組には阿波の青石が使われているが、作庭家の重森氏は石の産地で石に1~88までの番号を付けて、庭のどこにそれを使うかをその時から決めていたという。
正覚寺の庭園は池泉鑑賞式庭園で、庭には池や滝が作られている。庭の背面の山の斜面はいろんな種類のサツキやツツジが植えられ、少しづつ時期をずらして咲くようになっている。
池の中には、不老不死の宝島を目指す(象徴する)石が配置され、滝の下には滝を登って龍に化すという故事「登竜門」を表す鯉の形の石が配置されている。子どもの頃からこの庭と共に育ったご住職や重森氏の意図を理解した庭師が三代に渡り継続的に管理しておられ、庭の景観が維持されてきた。
ご住職は、「この庭を心を癒す場として、末永く維持していきたい」と仰っていた。教育委員会も、この庭を市の大切な財産として、ご住職や地元の皆さんと共に、保存と活用に努めていきたい。











更新日:2025年06月23日