教932 本を読むことの大切さ・楽しさ 中央図書館講演会(教育長ブログR7.7.15 )

更新日:2025年07月15日

令和7年度丹波篠山市立中央図書館主催講演会「脇明子氏講演会」『本を読むことで育つ力』が行われ参加した。脇明子氏は児童文学者で、東京大学大学院人文学科研究科博士課程修了、ノートルダム清心女子大学名誉教授で『読む力は生きる力』『物語が生きる力を育てる』『子どもの育ちを支える絵本』等の著書がある。講演では、ご自身の子ども時代からの読書エピソードや愛読書の紹介と共に、物語を聞いたり読んだりすることで育つ力について話され、改めて読書の大切さや楽しさに気付かせてもらったじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。

 

最初に、河合雅雄先生や河合隼雄先生とのエピソードに触れられ、次いでご自身の子ども時代の本との出会いについて話された。北原白秋『港の旗』や「岩波の子どもの本」『ツバメの歌』等宝の山の中で育ったと話され、「本は宝物なので子どもが家を離れる時(就職や結婚等)には愛読書は持っていけるようにしてあげてください」と勧められた。

 

本を読むことで育つ力には、「想像力」「記憶力」「思考力」「自己認識力」「書き言葉の力」等いろいろあって、「子ども時代に、(国や時代や境遇等)様々な子どもが様々な困難を乗り越えて人生を生きていく姿を読むことによって、自分の人生を長い視点で見ていける」と、物語を通して体験を共にする意味の重要性についても話された。

 

教育長は閉会のあいさつで、「物語のなかで想像力を働かせるには、実体験も大事であること」や「記憶力といっても丸暗記ではなく、何が大事かを考えて暗記することができるようになること」「登場人物を見守る目(外から見る力)が、自分を見る(客観的に見る力)時に役に立つこと」等を教えてもらいましたと謝辞を述べた。


 

「最後の書き言葉の力、書くことの楽しさは私も感じていて、『教育長ブログ』等ほぼ毎日楽しく書いています」と、『教育長ブログ』の宣伝ともとれる締めをしたが、本当に本を読むことの大切さと楽しさを再認識させてもらった講演会だった。子どもたちにも(ついでに自分にも)読書の大切さと楽しさを今一度しっかりと伝えていきたい。

図書館講演会1
図書館講演会2