教941 何回間違ってもいい 化石発掘体験イベント(教育長ブログR7.7.29 )
化石発掘体験イベントは市内小学校や市立太古の生きもの館がある県立丹波並木道中央公園等市内各所で行っていて、今回は市立中央図書館であった。実際に恐竜の化石が見つかった地層の岩石を割って化石を探すもので、今回の石割体験を指導した化石保護技術委員の奥岸さんは、「石を割って化石だと思ったら、私たちスタッフに聞いてください。100回、1000回、何回間違ってもいいから遠慮なく尋ねてください。何回も聞くことが一番化石発見の近道です」と言っていたじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。
13:00と14:30の2回行われたワークショップには、市内外の小学生が保護者の方と一緒に参加した。各回人数は6~7名だったが、参加者はみんな熱心で(保護者も)、丹波竜の話や石割体験の注意を聞いてから、夢中で石を割って、これかなと思うものを見つけた時には、どんどん質問していた。
丹波篠山市と丹波市に広がる白亜紀の地層「篠山層群」からは、約1.1億年前に生きていた恐竜をはじめとする、多くの生物(動物・植物)等の化石が見つかっている。現在日本で見つかっている恐竜化石13種類のうち4種類が見つかっている兵庫県は福井県に次ぐ多さを誇る。そしてその4種類のうち3種類が丹波地域から見つかっている(県立人と自然の博物館主任研究員田中さんのお話しから)。
今回参加者が割った石は、篠山層群の露頭「宮田」のもので、これまでも化石が見つかっているので、今回も十分に発見の可能性はある。奥岸さんは、参加者にハンマーの使い方等を説明した後、「赤っぽい石の中に、周囲と違う色のかたち(白や黒っぽい色の)を見つけた時にはスタッフに遠慮なく尋ねてください。何回も聞いたら悪いかな等と遠慮しないこと(失敗を恐れないこと)が大切です」という話をされた。
教育長が見学した回では、奥岸さんの話もあってか、子どもたちが見つけたと思ったものを次々に奥岸さんや田中さん、化石発掘ボランティアの皆さんに尋ねていた。それに対して、「(これは)炭」「方解石(炭酸カルシウム結晶)」「叩いた痕」「巣穴の痕」等と丁寧に答えられ、子どもたちのやる気を引き出す励ましもされていた。
結局この回では、動物の化石は見つからなかったが(次には4個見つかったようです)、「何度でも失敗を恐れずチャレンジする(尋ねる)」ということや、「自分が今打ち込んでいること(化石発掘体験)を楽しむ」ということは、これから子どもたちが生きていく上でいろんな分野に当てはまる大事なこと。今回の経験が今後に活きることを願っています。
最初は遠目から見ていた教育長もだんだん自分でも化石を見つけたくなり、石を手に取って眺めていた。すると子どもが「これ何ですか」と聞いてくるので、慌てて「おっちゃんに聞いてもあかんよ」と答えざるを得なかったのは残念だった。何事にも好奇心を持つという姿勢は見せられたかな。

















更新日:2025年07月29日