教957 貴重な体験 帰国報告会(教育長ブログR7.8.27 )

更新日:2025年08月27日

丹波篠山市から海外の日本人学校や補習授業校等の在外教育施設へ派遣された先生方の帰国報告会「令和7年度第1回多文化共生・国際教育セミナー」があり、令和6年と7年に帰国された前校長お二人から、在外教育施設でのやりがいや実践報告を聞かせてもらったじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。

 

丹波篠山市から、これまで海外の日本人学校や補習授業校等へ派遣されたのは20数名で、派遣された施設は30数校になる(同じ人が2回、3回派遣された例あり)。

 

今回のセミナーに参加した、これまでに派遣経験がある先生方は10数名で、現在も市内の小中学校や教育委員会等で勤務している人もいれば、今は現役を引退されている方もいる。

 

これまで在外教育施設での勤務経験はないが、今後行ってみたい人や海外に興味のある人(教育長含む)も参加して、報告者の現地での活動の様子ややりがい、海外での子どもの支援にかける熱い思いや貴重な体験を聞かせてもらった。

 

アメリカにあるオーランド補修授業校の校長として派遣されていた中野龍文先生は、幼稚部・小学部・中学部162名が通い、教職員が27名の学校の様子を写真も交えて説明された。アメリカでは5歳から18歳の13年間が義務教育期間であるところが多く、アメリカの学校教育の特徴は長所を褒めて伸ばすこと、能力のある子どもには、さらに伸びる機会が設定されていること等を話された。

また、個(性)を大切にする教育、実践的な学習、学習機会の多様性(公立学校・私立学校・チャータースクール、ホームスクーリング等)、グローバルな考え方や自立心を育む教育に力が入れられていること等も説明された。

 

これらを参考に、日本でもディスカッションやグループワークを頻繁に行い、子どもたちに他者の意見を尊重し、自分で課題を設定し、解決策を見つける探求型学習やアクティブラーニングの機会を充実させ、自立心や多様な価値観、グローバルな思考の育成を進めることが大事であると思った。

 

ローマ日本人学校で校長を務められた津瀬雅之先生は、在外教育施設への教員派遣の意義を、「国内と異なる教育環境に置かれた海外子女に対して、日本国民にふさわしい教育を行うとともに、併せて国際性豊かな日本人の育成に積極的に寄与すること」と話された。

 

また、在外教育施設での勤務は、チームワークや協調性が大事であると。そして在外教育施設での勤務が決まっても何処へ(何処の国のどの学校か)派遣されるかは分からないが、どこへ行っても楽しいから、興味・関心のある人は子どもたちのため(自分のためにも)に是非応募してほしいと呼びかけられた。


 

在外教育施設を体験された先生方は、人生・教育に意欲的であり、貴重な体験を活かして、帰国後もいろんな形で丹波篠山市のために貢献されている。これまでの経験者の皆様の貢献に感謝すると共に、今後も後に続く意欲的な人が出てきてほしい(市内教育も大事なので、一度に何人も送り出すことはできませんが)。

帰国報告会1
帰国報告会2
帰国報告会3
帰国報告会4
帰国報告会5
帰国報告会6