教973 貴重なご意見頂きました 丹波篠山市議会長月会議(教育長ブログR7.9.22 )
9月17日と18日に第126回丹波篠山市議会長月会議の一般質問があり、2日間で14名の議員の方から質問があった。教育長(教育委員会)への質問も多く、今回もたくさんの貴重なご意見(提言)を頂いた。頂いたご意見をこれからの丹波篠山市の教育、教育行政に活かして行きたいじょう(~「じょう」は丹波篠山の方言を使っています)。
今回教育委員会に頂いたご意見と答弁のうち、いくつかを以下に紹介します(タイトルは一般質問通告書通りではありません)。
1 平田オリザさんの演劇的手法を取り入れた授業を視察して、教育長はどう感じたのか。丹波篠山市での導入の可能性は。
(答)演劇的授業では、自己表現力、コミュニケーション能力、集中力、チームワーク等これからの社会を生きる上で必要な力を育んでいると感じた。ただ、本市においては、これまでから各教科の授業、総合的な学習の時間、学校行事、委員会活動等様々な機会における子どもたちの主体的な活動によって、同様の力が育まれてきている。今後もこれらの力の育成の重要性を忘れず、これまでの方向を充実させていきます。
2 令和7年度の市の学力調査における小学5年生の国語と算数の成績が全国値に比べて大幅に低下しているのは(国語-8.4 算数-11.8)、移住定住の促進に悪影響では。
(答)市の調査も全国学力学習状況調査も学習状況における課題を見つけ、それに対処して子どもたちの学力を伸ばすことを目的に実施している。今回の5年生の結果については、近年にないことなので重く受け止め、現在、各学校においても様々な観点から課題や改善点等について分析を行っており、今後どのように子どもたちの力を伸ばしていくのか検討しています。 ただ、過去4年間の全国調査の結果を見ると、実施年度や学年によってバラツキはあるが、小学校では全国並み、中学校では全国並みか若干上回る傾向にあり、丹波篠山市の子どもたちの学力が全国と比べて大きく下回っていることはないと言えます。今後も一人一人の課題に応じた丁寧な指導を行い、子どもたちの学力、生きる力を伸ばしていきます。
ICTの活用能力はこれからの社会では必要不可欠であると考えており、従来の教育の良さも踏まえて、「デジタルか紙か」といった二項対立ではなく、「デジタルの力でリアルな学びを支える」という考えに立ち、バランス感覚を持って積極的に取り組んでいきます。
3 教育振興基本計画策定が遅れたのは、教育委員会のガバナンス、教育長のリーダーシップ不足ではないか。
(答)計画策定が遅れたことは、事務執行の責任者、事務局の所属職員を指導監督する者として、組織機能を十分に発揮させることができなかったからであり、重く責任を感じています。給料の自主返納はその責任のとり方の一つであり、もちろんそれで終わるわけではなく、策定した計画を実行に移すこと、今後、同様の事態を招かないように組織運営を改善することと考えています。
私の組織運営、リーダーシップのあり方は、トップダウンで具体的に指示命令していくという形ではなく、自分はあくまでも組織が目指す目標や方向性を示し、それに向かって各部署や学校園等の現場が、趣旨を理解して自分で考え取り組んでいくというやり方を大事にしています。この方向で各部長や職員との意思疎通、適切なフィードバック、ものが言いやすい環境づくりを進めてきた中、各部長を中心に、各部署の仕事に精力的に取り組んでもらっていると考えていますが、さらに徹底していきます。加えて、今後においては、業務の優先順位をしっかりと指示する等のリーダーシップも強く意識していきたいと考えています。
4 学校のトイレに生理用品を設置することが必要ではないか。
(答)市内の小・中・特別支援学校においては、これまでから保健室に生理用品を備え付けており、必要に応じて児童生徒に養護教諭が配付しており、月に数回程度、保健室を訪れる児童生徒がいます。また、訪れた児童生徒に体や生活面の話をするきっかけになり、コミュニケーションをとることで、児童生徒の不安や困りごとを知る機会にもなっています。
県内でもトイレに生理用品を設置する学校も増えてきている一方で、丹波篠山市と同様に保健室での設置のみとしている自治体では、衛生面での心配や管理・補充方法の課題、普段から自分で常備する習慣が身につかないのではないかとの声も聞くところです。こうした現状も踏まえつつ、養護教諭からは、現時点において保護者や生徒からの要望・意見は出ていないことを確認しているところです。
また、「女性にとって生理用品は、思春期から始まる生活必需品」であることも踏まえ、その第一歩となるこの時期に、普段から困らないよう、生理用品等は自分で持ち歩く習慣を身につけるよう指導しているところです。今後も、児童生徒と教職員、養護教諭とは、普段からコミュニケーションをとり、信頼関係を大切にすることで、困った時に声をかけやすい関係性や雰囲気づくりを進めたいと考えます。
5 教育長(教育委員会)の学校園の安全対策に懸念があり、教育振興基本計画の遅延も含めて、組織内の統制・管理・運営の改善が必要ではないか。
(答)古市小学校の危険遊具の対応については、学校への連絡、教育委員会内での情報共有が十分ではなかったことで、学校現場も含め大変ご迷惑をおかけしたと反省しています。今回の件を受け、教育委員会事務局内でも「見落としや慣れを許さず、小さな兆しにも敏感に向き合う姿勢を、これからも現場とともに守り抜いていくこと」を改めて共有しました。今後、研修も含めてしっかりと課題意識を持ち、安全管理、組織運営に努め、児童生徒が安心して学校生活を送れる環境づくりに努めていきます。











更新日:2025年09月22日